イベント日程(予定)

以下のイベントを予定しています。

11月26日(火)

午後情報理論研究会(若手研究者のための講演会)
オープニングレセプション

11月27日(水)

午前・午後 一般講演
20:00-22:00 ワークショップ (詳細はこちら)

11月28日(木)

午前・午後一般講演
午後ポスターセッション
特別講演 (詳細はこちら)
情報理論とその応用サブソサイエティ 活動報告会
IEEE IT Society Japan Chapter 総会
(本総会は、SITA2019参加者に限らず一般の方でも無料で参加できます。)
懇親会

11月29日(金)

午前一般講演





ワークショップ - 日時: 11月27日(水) 20:00-22:00

1. Coded ComputingとPrivate Information Retrievalに関する最近の研究動向

会場 平成1
オーガナイザ吉田隆弘 (横浜商科大学)
講演者 堀井俊佑 (早稲田大学)
吉田隆弘 (横浜商科大学)
要旨 近年、Coded Computing や Gradient Codingといった分散計算技術の研究や、利用者の検索したいものが何かを秘匿したままで検索可能な秘匿情報検索技術(Private Information Retrieval)の研究が盛んに行われています。これらの研究の多くは、誤り訂正符号が問題を解く鍵となっており、様々な符号理論的・情報理論的な解析がなされています。本ワークショップでは、このような誤り訂正符号を応用した分散計算技術や秘匿情報検索技術の基礎から最新の成果までを紹介します。

2. Guessing ~基礎と広がり~

会場 平成2
オーガナイザ 葛岡成晃 (和歌山大学)
講演者 齋藤翔太 (早稲田大学)
葛岡成晃 (和歌山大学)
要旨 「金庫の鍵の番号が分からない。仕方がないから、それらしい番号を順に試しましょうか。さて、いつになったら開くのやら…」という問題を扱うのがGuessingです。Guessingは単純な問題でありながら、データ圧縮などといった情報理論における他の問題と接点も多く、様々なバリエーションが研究されています。本ワークショップでは、Guessingに関するシャノン理論的な研究成果を中心に、その基本から最新の結果までを解説するとともに、関連トピックを紹介します。

3. 組合せ論的ゲーム入門

会場 平成3
オーガナイザ 松田哲直 (東京工業大学)
八木秀樹 (電気通信大学)
講演者 小林欣吾 (電気通信大学名誉教授)
要旨 組合せ論的ゲームとは、対戦相手が交互に着手し、ゲーム規則、ゲーム局面、勝敗の判定法など必要な情報はお互いに完全にわかりあっており、偶然性は入らないゲームをいいます。本ワークショップでは、組合せ論的ゲームの「必勝法」を解説した、E.R.Berlekamp, J.H.Conway, R.K.Guy による Winning Ways for Your Mathematical Playsの翻訳に携わった小林欣吾先生をお招きし、翻訳にまつわる裏話なども交えて組合せ論的ゲームを紹介していただきます。本ワークショップは、著者の一人で今年の4月9日に逝去されたE.R.Berlekamp教授への追悼企画です。



特別講演 - 日時: 11月28日(木) 15:10-16:20

薩摩藩の情報戦略

会場 あけぼの1
講師 原口泉 先生 (志學館大学)
要旨 薩摩藩の貿易圏は蝦夷から琉球・中国に及び、グローバルな広域取引をおこなっていた。このグローバルな商圏が同時に情報網として機能した。慶応元(1865)年には、国禁を犯して使節及び留学生19名をイギリスに派遣し、イギリスの生の情報もダイレクトに入手している。このように各地から得られる信頼関係に基づく確かな生の情報を元に、素早く方針を決定し、実行するという近代的合理性が育まれていった。