工学技術において、開発テーマの選定がキーポイントとなる。これらの開発テーマはどのようにして生まれてくるのかを考えることは、将来のエンジニアリング活動にとって有用に資する。本講演では2011大震災後に日本の社会環境から展開された電力エネルギー技術、再エネ・水力・太陽光・風力発電、火力発電、福島第一原発事故事象と対策、海外での諸事象などの動向・展開について、10年間にわたる大学講義時の反応事例から紹介する。電気は当たり前の時代となっているが、今日、ここまできているのは先人の技術開発によるところが大きい。今後も日本を背負う次世代エンジニアのエンジニア力に期待したい。
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