受付開始 13:30〜
(1)14:00〜14:10
開会挨拶:上野信行(中国四国支部長、県立広島大学経営情報学部 教授)
(2)14:10〜15:40
・題目:
「一般化上界制約付き集合多重被覆問題に対する発見的解法」
・講師:梅谷 俊治氏(大阪大学 大学院情報科学研究科 准教授,
科学技術振興機構 さきがけ研究者)
・概要:
集合被覆問題は,配送計画問題や人員配置計画問題など多くの現実問題を
応用に持つ代表的な組合せ最適化問題の一つである.
本研究では,集合被覆問題に多重被覆制約と一般化上界制約を導入した
一般化上界付き集合多重被覆問題に対して効率的な発見的解法を提案する.
これらの制約は集合被覆問題の応用事例において頻 繁に現れる追加制約であり,
本研究の提案解法により,人員スケジューリング問題における職種毎の
人数制限,配送計画問題における車種毎の台数制限,データの論理的解析に
おけるロバストな解析など,幅広い応用事例に対応できるようになる.
(3)16:00〜17:30
・題目:
「Webデータ駆動型情報循環システム
〜Web予約データを利用した観光活性および災害対応〜」
・講師:一藤 裕氏(情報・システム研究機構 新領域融合研究センター)
・概要:
インターネットの普及や携帯端末の高性能化に伴い、様々なデータがWeb上に
アップロードされるようになっている。これらのデータを解析し、現実世界へ
適切にフィードバックする情報循環の仕組みを構築できれば、より良い社会の
実現が期待できる。
本講演では、Web上の予約データに着目し、京都市をモデルケースとして、
宿泊施設のWeb予約データを収集解析することで、宿泊施設の空室数や
混雑状況、さらには宿泊料金を推定・予測できることを紹介する。
また、仙台市をモデルケースとして、宿泊施設の予約データを観測することで、
震災からの復興状況を可視化できることを紹介し、現実空間とWeb空間の情報循環を
利用した観光活性および災害対応へどのように繋げていくかを議論する。 |