【主 催】

電子情報通信学会中国支部

【後 援】

山口大学工学部

【日 時】

平成25年1月30日(水)16:10〜17:40

【会 場】

山口大学工学部 知能情報棟1階 先端情報工房

      〒755-8611 宇部市常盤台2-16-1

【演 題】

「凸最適化入門ー基本知識と最近の動向」

【講 師】

准教授 湯川正裕 先生(新潟大学工学部電気電子工学科)

【概 要】

 信号・画像処理や通信を含む広範な応用において,多くの問題が最適化問題として定式化される.従って,その一般的解法を論じることは極めて重要である.最適化問題は,一般に,最小化される評価関数と,解の性質を規定する制約条件の組み合わせで与えられる.これらの評価関数および制約条件が共に「凸(とつ)

:convex」と呼ばれる条件を満たしている場合には,その最適化問題を高速かつ低計算量で解決するための統一的指針(反復アルゴリズム)が提案されている.本講演では,その基本概念と代表例を解説する.第一部では,勾配・距離射影など,最適化のための有用な数理的ツールに関する基礎事項について説明し,凸制約付き最適化問題に対するポピュラーな反復解法である射影勾配法(Goldstein '69)を紹介する.第二部では,距離射影の一般化である「近接写像」を具体例とともに紹介し,射影勾配法の一般化である前方後方分離型近接点法(Proximal

Forward-Backward Splitting Method)とその収束定理を述べる.第三部では,前方後方分離近接点法の代表例である ISTA法(Iterative Shrinkage/Thresholding Algorithm)を紹介し,応用例を示す。

【参加費】

聴講無料

【事前の申込】

不要 

【問合先】

平林 晃,博士(工学)

山口大学准教授

工学部知能情報工学科

大学院医学系研究科応用分子生命科学系専攻

755-8611 宇部市常盤台2-16-1

Tel: 0836-85-9516

Fax: 0836-85-9501

Mail: a-hira★yamaguchi-u.ac.jp *「★」を「@」に置き換えてください