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第3回 開催案内: 福祉情報工学研究会

開催概要
議題 福祉情報工学一般
日程 2000年5月19日(金曜日) 時間10:00~17:00
会場

NHK放送技術研究所

  • 住所:郵便番号 157-8510 東京都世田谷区砧1-10-11
  • アクセス:小田急線 成城学園前駅南口下車、バス乗り換え(渋谷駅行、等々力行、都立大学駅北口行)「NHK技研前」バス停下車
  • 電話番号:03-5494-2344
  • URLhttp://www.strl.nhk.or.jp/toppage.cgi
実行委員
  • 委員長 :市川 熹
  • 副委員長:野城 真理
  • 幹事:
    • 安藤 彰男
    • 畑岡 信夫
  • 幹事補佐:
    • 佐藤 秀一
    • 伊藤 英

プログラム:2000年5月19日(金曜日)

発表概要 午前 時間10:00~12:00

(1) コンテキスト判断機能を持つTTSを装備したユニバーサルインターフェイス

  • 著者名:清藤 秀樹, 南 大介, 中尾 美絵, 岡本 里美, 高橋 亘 (関西福祉科学大学)

(2) 手話学習を考慮した電子化辞書システム

  • 発表者:寺内 美奈
  • 著者名:寺内 美奈(注1), 松浦 隆行(注2), 長嶋 祐二(注2)

(注1)職業能力開発総合大学校 電気工学科,(注2)工学院大学

(3) 携帯型指点字入出力装置の評価に関する検討

  • 発表者:青木 将紀
  • 著者名:青木 将紀,堂坂 武史,長嶋 祐二 (工学院大学大学院工学研究科情報学専攻)
  • 概要 :視聴覚障害者のコミュニケーション手段の一つに、通訳者の手を点字タイプライタのキーに対応させて打点する指点字がある。著者らは,遠距離間での指点字コミュニケーションの基礎段階として、携帯可能な入 出力機器の研究・開発を行っている。指点字出力には、時間やイントネーション情報を含むMIDIデータを入力データとし、振動モータを用いた手袋型のデバイスにより刺激呈示が行えるものである。指点字入力には、加速度センサを用いている。本報告では、本装置を用いた指点字評価実験を行い、文章が伝達可能であることを確認した。

(4) 聴覚障害児用発音練習システム

  • 発表者:近田 智洋
  • 著者名:近田 智洋(株式会社 山武 研究開発本部)
  • 概要 :音声処理・認識技術を利用した、聴覚障害児が楽しく発音を学習できるシステムについて、実機を用いて紹介する。

発表概要 午後前半 時間13:00~15:00

(5) 盲ろう者用支援機器の研究 ~指点字用機器、カナ呈示用触覚ディスプレイ、スクリーンリーダーの開発

  • 発表者:坂尻 正次
  • 著者名:坂尻 正次(注1), 渡辺 哲也(注1), 岡田 伸一(注1), 吉成 瑞穂(注2), 山本 康平(注2), 富田 英雄(注2), 和田 親宗(注3), 伊福 部達(注3)
  • 概要 :盲ろう者のコミュニケーション支援及び情報アクセシビリティーの向上を目指して、指点字用機器、カナ呈示用触覚ディスプレイ、及び点字ディスプレイ対応スクリーンリーダーを開発したので報告する。指点字用機器は、指点字によるコミュニケーションを、カナ呈示用触覚ディスプレイは、手書き文字によるコミュニケーションをそれぞれ支援するための装置である。本研究は、通訳・介助者を介さずに盲ろう者と健常者が直接的にコミュニケーションできるようなコミュニケーション支援機器を開発することを目的としている。カナ呈示用触覚ディスプレイは、少なからず存在する点字を修得していない盲ろう者を対象にした装置である。

(注1)障害者職業総合センター,(注2)東京電機大学理工学部,(注3)北海道大学電子科学研究所

(6) 指点字の時間構造の分析と合成規則の検討

  • 発表者:藤森 祐司
  • 著者名:藤森 祐司(注1), 宮城 愛美(注1), 市川 熹(注1), 堀内 靖雄(注2)
  • 概要 :指点字の時間構造を分析、合成規則を構築し、試作指点字出力システムを用いて盲聾者による評価を行った。エッセイを用い理解度をテストした結果、音声程度の実時間コミュニケーション能力が期待できることが解かった。

(注1)千葉大学自然科学研究科,(注2)千葉大学工学部

(7) sIGNDEX V.2による手話文記述法に関する検討(仮題)

  • 発表者:神田 和幸
  • 著者名:神田 和幸(中京大学)

(8) 視聴覚障害者への振動イメージに基づく状態伝達の検討[視覚障害者向け情報受信端末における状態呈示法]

  • 発表者:坂井 忠裕
  • 著者名:坂井 忠裕(NHK放送技術研究所 ヒューマンサイエンス)

発表概要 午後後半 時間15:10~17:40

Semantic transcoding - インターネットとヒューマン・ネットワークとの統合による障害者・高齢者のバリアフリー

  • 発表者:鳥原 信一
  • 著者名:鳥原 信一(注1), 長尾 確(注2)

(注1)日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科,(注2)日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所

(10) 対話映像解析支援ツールに関する検討

  • 発表者:武藤 大至
  • 著者名:武藤 大至, 長嶋 祐二 (工学院大学大学院工学研究科情報学専攻)
  • 概要 :筆者らは、以前、手話映像解析のため映像解析支援ツールを試作した。しかし、本ツールは、二つ以上の映像の同期操作、解析を行うことができない。手話の対話時における動作特徴を見比べ、解析するためには、それぞれの話者の映像及び動作抽出結果を同時に観察できることが望ましい。そこで、本報告では、本ツールを利用した対話映像解析についての検討を行った。

(11) Technology and Persons with Disability 国際学会報告

  • 発表者:鯨井 俊宏
  • 著者名:鯨井 俊宏, 畑岡信夫(日立製作所 中央研究所)
  • 概要 :3月20日から3月25日に L.A.で開催されたTechnology and Persons with Disabilityの中から、注目すべき発表について紹介する。

(12) 特別講演 「マイクロソフト Windows におけるアクセシビリティ」(仮題)

  • 発表者:佐藤 秀一
  • 著者名:佐藤 秀一 (マイクロソフト株式会社 製品マーケティング本部)
  • 概要 :マイクロソフトでは、できるだけ多くの人にパソコンを利用してもらえる環境を実現することをゴールに、長年操作性を向上させるための研究を重ねてきた。今回は、本年2月18日に発売した最新のオペレーティングシステム「Windows 2000」をはじめとする、マイクロソフト ウィンドウズのアクセシビリティ向上のための、技術的な対応について紹介する。
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