このページの先頭です
ここから本文

第1回 開催案内: 福祉情報工学研究会

開催概要
議題 福祉情報工学一般
日程
  • 1999年11月5日(金曜日)
  • 1999年11月6日(土曜日)
会場 11月5日:NEDO白金台研修センター(目黒駅)
  • 住所:郵便番号 180-0071 港区白金台4-17-10 陽光会館
  • アクセス:目黒駅東口から徒歩15分 国立自然教育園後ろ
  • 電話番号:03-5424-2100
  • ファックス:03-5424-2108
11月6日:工学院大学新宿校舎6階611教室(新宿駅)
  • 住所:郵便番号 163-8677 東京都新宿区西新宿 1-24-2
  • 電話番号:03-3342-1211 (内線 2018)
  • URLhttp://www.kogakuin.ac.jp/
実行委員
  • 委員長 :市川 熹
  • 副委員長:野城 真理
  • 幹事:
    • 安藤 彰男
    • 畑岡 信夫
  • 幹事補佐:
    • 佐藤 秀一
    • 伊藤 英一

プログラム:11月5日(金曜日) NEDO白金台研修センター(陽光会館)

1. 特別招待講演 時間 9:30~AM10:30

(1) 福祉関連研究の現状と今後(仮題) 【聴覚障害者のためのテレビジョン字幕制作に関する研究開発】

  • 講演者:白井 克彦(早稲田大学/TAO)
  • 概要 :今日、情報通信技術が急速に進歩する中で、放送は人々の生活にとって欠くことのできないものとなっている。しかしながら、テレビジョン字幕が人手により多大な費用や時間をかけて制作されている現状、健常者に比べ視聴覚障害者は放送の利用において著しく困難な状況に置かれている。本報告では、特に、自動要約、自動同期、システム統合化の3つのテーマを対象とした視聴覚障害者向け放送ソフト制作技術プロジェクトにおける、テレビジョン字幕制作を効率的に進める技術の研究開発について説明する。

2. 一般発表A(3件):「手話・言語処理」 時間 10:30~12:00

(2) 聾者向け文章読解支援における構文的言い換えの効果について

  • 発表者:乾 健太郎
  • 著者名:乾 健太郎 (注1)(注2), 山本 聡美(注1), 野上 優(注1), 藤田 篤(注1), 乾 裕子(注1)
  • 概要 :言い換えに基づく聾者向け日本語読解支援の有効性を推定するために高等聾学校教諭を対象にアンケート調査を行った.

(注1)九州工業大学情報工学部 (注2)科学技術振興事業団さきがけ研究21

(3) 聾者間の対話を対象にした日本手話の研究

  • 発表者:福田 友美子
  • 著者名:赤堀 仁美, 乗富和子, 木村 晴美, 津山 美奈子, 鈴木 和子, 市田 泰弘(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
  • 概要 :20才代~50才台の4名の聾者の日本手話での延べ1時間に渡る対話を素材に,日本手話の単語と文法についての表現を研究した。

(4) 手話単語データベースと手話からの単語検索

  • 発表者:野津 拓人
  • 著者名:澤田 秀之・橋本周司(早稲田大学理工学部応用物理学科)
  • 概要 :各センサから得られる動作情報を持つ手話単語データベースと、HMMをもちいた手話からの単語検索について述べる。

3. 特別セッション(4件):「障害者対応マルチメディア・インタフェース」 13:00~15:00

工技院、NEDO 医療福祉PJ総括 (総括特別講演 時間 13:00~13:30, 個別発表 時間 13:30~15:00)

(5)「障害者対応マルチメディアシステムの研究開発について」 (総括特別講演)

  • 発表者:安村 通晃
  • 著者名:安村 通晃 (慶応義塾大学環境情報学部)
  • 概要 :「障害者対応マルチメディアシステム」の研究開発の背景、研究の概要と位置づけについて報告する。
  • URL  :http://www.sfc.keio.ac.jp/~yasumura/welmedia.html

(6) 障害者対応マルチメディアシステムの開発 (個別発表)

  • 発表者:岡田 世志彦
  • 著者名:兼吉 昭雄 (NEC ヒューマンメディア研究所)
  • 概要 :聴覚・触覚情報を用いて,GUI環境での操作を可能とする非視覚的GUIアクセスシステムを開発した。

(7) 障害者対応マルチメディアシステムの開発 [光学的メディアリーダ] (個別発表)

  • 発表者:菅原 一秀
  • 著者名:菅原 一秀 (日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所)
  • 概要 :視覚障害者が独力で印刷文書を読むことができるシステム、光学的メディアリーダの研究開発について報告する。

(8) 障害者対応マルチメディアシステム [三次元音場利用情報提示システム] (個別発表)

  • 発表者:在塚 俊之
  • 著者名:在塚 俊之, 高橋 久, 助田 浩子, 永松 健司, 畑岡 信夫(日立製作所 中央研究所)
  • 概要 :GUI画面の配置情報を立体的な音響と音声で表現し,マウス操作を行う視覚障害者向けインタフェースを開発した。

4. 一般発表B(4件):「視覚障害者インタフェース」 時間 15:00~17:20

(9) 視覚障害者のためのWindows音声化システム [Voice WindowsとVoice Meadow]の特徴と開発の現状

  • 発表者:渡辺 隆行
  • 著者名:渡辺 隆行(湘南工科大学情報工学科), 釜江常好 (東京大学理学系研究科), 小出 富夫 (クリエートシステム開発(株)), 宇野 伸一郎 (日本福祉大情報社会科学部), 本多博彦 (宇宙科学研究所), 栗原 亨 (筑波技術短期大学視覚部)
  • 概要 :Voice Windowsとは、視覚障害者がWindowsパソコンを知的に活用するための音声化システムである。このシステムの特徴と開発の現状について発表する。
  • URL  :http://www.shonan-it.ac.jp/each_science/info/nabeken/voice/9911WIT/WIT991015.html

(10) 音声的ユニバーサルインターフェイスと日本語解析

  • 発表者:高橋 亘
  • 著者名:高橋 亘 (関西福祉科学大学)
  • 概要 :我々は、M言語(MUMPS)のデータの階層性をアルゴリズムに反映させた方法により、日本語を単語に切断する効率の良い方法を発案し、これにもとづいて日本語読み上げソフトの日本語認識機能をサポートするプログラムを開発した。

(11) 触覚絵記号と音声ガイドを備えたバリアフリーATMの開発

  • 発表者:和氣 洋美
  • 著者名:和氣 洋美(神奈川大学), 和氣 典二 (中京大学文学部), 高橋 博 (東芝情報・社会システム社柳町情報・社会システム工場),山崎直子(東芝 CS推進センター)
  • 概要 :タッチパネルの搭載されたATMを、視覚障害者が触覚を用いて操作する方式について検討した結果について述べる。

(12) 視覚障害者の為のオンライン日本語入力システムの開発

  • 発表者:江崎 修央
  • 著者名:江崎 修央 (鳥羽商船高等専門学校 制御情報工学科)
  • 概要 :ペン入力を利用した、視覚障害者向けのオンライン日本語入力システムの提案

5. 懇親会 17:30~19:00

懇親会を行ないます。

プログラム:11月6日(土曜日) 工学院大学新宿校舎(新宿駅)

6. 一般発表C(4件):「コミュニケーション・その他」時間 10:00~12:00

(13) 無線LANを使った障害者と健常者のコミュニケーションシステムの提案

  • 発表者:村田 健史
  • 著者名:村田 健史 (愛媛大学工学部情報工学科)
  • 概要 :無線LANを用いた、障害者と健常者のコミュニケーションシステムを提案する。このシステムにより、これまで困難であった、障害者と健常者の遠隔地でのコミュニケーションの実現が期待される。

(14) 感情表現が可能な音声合成を用いたコミュニケーション・エイドの試作

  • 発表者:飯田 朱美
  • 著者名:飯田 朱美 (国際医療福祉総合研究所), Srinivas Desirazu(ATR音声翻訳通信研究所), 伊賀 聡一郎(慶応義塾大学), Nick Campbell(ATR音声翻訳通信研究所), 安村 通晃(慶応義塾大学)
  • 概要 :CHATRを音声合成部に用いて、話すことが困難な人や高齢者の利用を目的とした感情表現が可能なコミュニケーション・エイドを試作したので報告する。

(15) 新型補聴器開発のための骨導超音波聴覚の検討

  • 発表者:中川 誠司
  • 著者名:中川 誠司(電総研大阪ライフエレクトロニクス研究センター), 山口 雅彦(電総研大阪ライフエレクトロニクス研究センター), 阪口 剛史(同志社大学大学院工学研究科), 外池 光雄(電総研大阪ライフエレクトロニクス研究センター), 今泉 敏(東京大学大学院医学系研究科), 細井 裕司 (奈良県立医科大学医学部), 渡辺 好章(同志社大学大学院工学研究科)
  • 概要 :脳磁図計測を用いて高度難聴者でも骨導超音波を聴覚的に知覚できることを示した。また、この現象を利用した新型補聴器開発のための基礎的な検討を行った。

(16) シニアネットに参加する高齢者に関する一考察

  • 発表者:嵯峨田「早乙女」良江
  • 著者名:嵯峨田「早乙女」良江(NTT SP研), 美間 敬之(湘南シニアネット), 児島 治彦(NTTSP研)
  • 概要 :1997年より活動中の湘南シニアネットをモデル事例とする高齢者の状況・動機等に関する考察を報告する。

7. 一般発表D(4件):「障害者歩行、高齢者関連」時間 13:00~15:00

(17) 盲児の歩行能力向上を支援するシステム

  • 発表者:米田 貴博
  • 著者名:米田 貴博(名古屋大学大学院), 工藤 博章(名古屋大学大学院), 皆川 洋喜(筑波技術短期大学電子情報学科), 大西 昇(名古屋大学大学院,理化学研究所)・松原 静也(愛知県立名古屋盲学校)
  • 概要 :盲児の歩行能力向上を支援するCAIシステムを作成した。システムおよび予備実験について報告する。

(18) 携帯型視覚障害者歩行支援システムの音声指示文の検討

  • 発表者:篠田 豊
  • 著者名:篠田 豊, Kaluwahandi Sasadara, 田所 嘉昭(豊橋技術科学大学)
  • 概要 :本研究では,視覚障害者の単独歩行を支援する携帯型視覚障害者歩行支援システムを提案し検討してきた。本稿では,本システムにおける視覚障害者の安全な誘導法と音声指示文の検討を行なう。

(19) 高齢者の運動療法評価システムの開発

  • 発表者:久野 弘明
  • 著者名:久野 弘明(国立長寿医療研究センター), 吉村 拓巳(国立長寿医療研究センター), 後藤 純規(国立療養所中部病院), 田村 俊世(国立長寿医療研究センター)
  • 概要 :高齢者の運動療法が,身体的な負担が少なく,長期にわたって安全かつ効率的に施行できる評価システムの開発を行う。

(20) パソコンやマイコンによる身体障害者補助の効率的な実用化

  • 発表者:相川 哲弥
  • 著者名:相川 哲弥(岡山大学理学部)

(21) 指点字の時間構造合成規則の検討

  • 発表者:宮城 愛美
  • 著者名:宮城 愛美(千葉大学自然科学研究科), 藤森 祐司(千葉大学自然科学研究科), 堀内 靖雄(千葉大学工学部), 市川 熹(千葉大学自然科学研究科)
  • 概要 :指点字の時間構造を分析し、合成規則を構築した。試作した指点字放送システムに、この規則を適用し実験を行った。

(22) 辞書データ主導型の自動点字翻訳システムIBUKI-TEN

  • 発表者:兵藤 安昭
  • 著者名:兵藤 安昭,横平 貫志,早川 哲史,池田 尚志(岐阜大学工学部)
このページの本文はここまでこのページの先頭に戻る