更新:2008年7月13日(日)
WIT(福祉情報工学研究会, Well-being Information Technology)は、
電子情報通信学会(IEICE)ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)
に属する第1種研究会です。
障害者や高齢者の情報・通信に関するさまざまな科学技術について、
多くの研究者・開発者の方々が集まって発表や討論をしています。
また、情報保障にも取り組んでおり、
障害を持つ方々も積極的に参加しておられます。
次回研究会案内
第43回(平成20年度第2回)福祉情報工学研究会
- 日時:2008年7月27日(日)・28日(月)
- 場所:朱鷺メッセ(新潟市)
〒950-0078 新潟市中央区万代島6番1号 - テーマ:福祉情報工学一般
- 詳細(プログラム変更しました)
- 7月27日午後にパネルディスカッション
「地域連携による汎用コミュニケーションエイドの研究開発と知的障がい児・発達障がい児の教育支援」
を行います。
概要:知的障がい児および発達障がい児は、言語によるコミュニケーションにも障がいをもっている場合がある。それを補う方法論のひとつに拡大・代替コミュニケーション(AAC, Augmentative and Alternative Communication)があり、そのための具体的な機器のひとつに音声出力型コミュニケーションエイド(VOCA, Voice Output Communication Aid)がある。この装置は、一般に絵や文字が描かれたスイッチを手指で押すことにより、登録された音声を出力する機器である。このようなAAC機器は、教育的、言語発達的、作業療法的に検討された個人教育プログラムに基づいて慎重に適用されなければならない。そこで我々は、教師、保護者、および地域の言語聴覚士、作業療法士、リハビリテーション技術者からなる支援チームを組織した。その検討会議において支援方針と具体的な支援策を検討し、個人用のPDA型VOCAを設計製作した。何人かの児童・生徒に対して適用した結果、VOCAを月1回の検討会議の結果に基づいて頻繁に改訂・機能拡張することにより、使用者のコミュニケーション能力を短期間で改善することができた。さらに、VOCAを設計製作・改訂した経験に基づいて、柔軟かつ多様にカスタマイできる“汎用コミュニケーションエイド”VCAN/1Aを開発した。