旭川市5条通4丁目、TEL:0166-23-5577 JR旭川駅から徒歩20分
現在、全世界の光通信網に使用されている単一モード光ファイバが標準化されてからすでに20年が経過し、その後のWDMおよびLD励起EDFAの実用化による容量爆発(いわゆるギルダーの法則)は光ファイバの絶対的な伝送容量を使い尽くすところまで到達せんとしています。すなわち、いかに高度な変調方式・多値化を推し進めようとも、チャネル数の増大に伴う光エネルギーの総量の増加は不可避であり、光ファイバ中の非線形光学効果やファイバフューズにより、伝送容量の限界が明らかになってきました。従来の単一モード光ファイバから、新たな設計思想に基づく伝送ファイバへのパラダイムシフトこそが来たるべき容量危機への唯一の答えであり、光が持つ優位性をさらに高める方策となります。このようなパラダイムシフトを成し遂げるためには、伝送ファイバそのものの新規開発に加え、接続技術、新規多重化技術、光増幅技術、光スイッチ技術、モニタ技術などの多くの技術分野が連携して発展することが不可欠であり、国際競争力向上と国際協調のバランスも大変重要となります。本研究会は、この新しい光通信インフラに関するイニシアチブの先駆けとして、各界のエキスパートを招いて、直近の研究課題への取り組みと10年後以降を意識した方向性を分かつことなく議論し、種々の研究分野を切り拓く礎となることを目的に設立されました。今回は、まず、飛躍的な伝送容量拡大を実現しうる革新的光ファイバ技術について議論します。関係者の皆様の多数のご参加をお待ちしております。
会場準備の都合上、事前に参加あるいは参加可能性についてご連絡をお願いい
たします。
ご所属、ご氏名、参加あるいは参加可能性(大まかで結構です)を電子メールに
て
幹事:淡路まで、8月18日までにご一報ください
幹事 淡路 祥成(NICT) TEL:042-327-6853、FAX:042-327-7035 E-mail: yossy@nict.go.jp