音響信号に対する情報ハイディング技術の評価基準と電子透かしコンテスト

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文書

音響信号に対する電子透かし技術の評価基準(ver.1.1)
音響信号に対する電子透かしコンテスト実施要項(ver.1.1)(2012/6/28更新)
- 締切を7月31日に延長
- 評価基準値を満たさない技術も応募可能(表彰の対象とはならない)
- 平成24 年9 月6 日9:30-12:00: FIT2012 企画セッションA-9 「世界初，統一的評価基準に基づく電子透かしコンテストー昨今の電子透かし技術の実力や如何に!」にてコンテスト結果発表
- 第1回音響電子透かしコンテスト結果はこちら

評価用音源

SQAM(SQAM_FLAC.zip; EBU TECHNICAL)
無料ダウンロード可能
RWC-MDB-G-2001RWC研究用音楽データベース: 音楽ジャンル; Masataka GOTO 産業技術総合研究所
入手には配布実費(9,000円)と送料が必要

ペイロード

先頭ビットから順番に埋め込みに使用してください。規定ペイロード以上の埋め込みも許可しますので、その場合に備えて規定ペイロードの倍のデータ量を用意しています。

payload.matMatlab ver.5 ファイル

payload.txtテキストファイル(改行は CRLF)

# 生成方法 (Octave ver.3.x)
rand('state', 2012);
dat = randint(720,1);
save -mat payload.mat dat

評価に関する補足事項

用いる乱数系列について

検出に用いるステゴ信号の開始時刻をランダムに乱数で定める場合、用いる乱数値(乱数系列)によって、エラー率が変動する可能性があります。容易に実施できることを優先するため、 1回の実施の結果を示してもよいですし、可能であれば多数の乱数系列を用いて得られた多数のエラー率より得られる平均値、中央値、最低値のいずれかの値を用いてもよいです。
ガウス雑音付加時のエラー率を調べる際には、用いる乱数系列によって同様にエラー率が変化する可能性があります。よってこれも上記に従います。

客観音質評価: PQevalAudio

PQevalAudio v2.0 (AFsp-v8r2.tar.gz; TSP lab. McGill Univ.)
PQevalAudio は、48kHzサンプリング音源を必要とします。評価用音源は 44.1kHzサンプリングなので、PQevalAudioへ入力する前に、AFsp-v8r2 あるいは AFsp-v9r0 に付属する ResampAudio v5r1 をオプションなしで用いて、48kHzへサンプリング周波数変換を行ってください。
PQevalAudio は原音と劣化音の時間遅延調整を行いません。時間軸がずれていると不当に低い ODG が得られるので注意してください。

ピッチ変換

PICOLA(PICOLA と TDHS; 四日市大学池田幹男先生)
PICOLAはピッチ不変時間長変換のためのツールです。ピッチ変換を行うには、サンプリング周波数変換 ResampAudio と併せて使用してください。
以下は、Octave 3.0 以上で function file を用いた -4 % 時間不変ピッチ変換の例です。
```
 attacked_signal = pitch_change(stego_signal, 44100, 0.96);
```

MP3符号化と復号化

Lame ver.3.99.3 lame-3.99.3.tar.gz
符号化(ジョイントステレオ、固定ビットレート、128 kbps)
```
lame --cbr -q 0 -m j -b 128
```

復号化

lame mp3_file.mp3 --decode decoded_wavfile.wav

バンドパスフィルタ

bpf.matバンドパスフィルタ係数(Matlab ver.5 ファイル)

bpf.txtバンドパスフィルタ係数(テキストファイル)

# 使用例 (Matlab or Octave)
load bpf.mat
attacked_signal = filter(bz, ap, stego_signal);

連絡先

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