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【 2018 ミニ四駆ワイヤレス給電走行レース 開催報告 】

2018年10月16日 新規作成

「ミニ四駆ワイヤレス給電走行レース」へのご参加ありがとうございました。

概要 開催報告 参加チーム 決勝トーナメント 受賞者 ギャラリー
開催詳細 (ルール・タイムテーブルはこちら)

概要

名称 ミニ四駆ワイヤレス給電走行レース
主催 電子情報通信学会
運営 無線電力伝送研究専門委員会
協賛 アンテナ・伝播研究専門委員会,マイクロ波研究専門委員会,
IEEE AP-S Tokyo Chapter, Nagoya Chapter, IEEE MTT-S Japan Chapter, Nagoya Chapter,
パワーエレクトロニクス学会,URSI-C 小委員会
開催日 2018年9月12日(水)
開催場所 金沢大学 角間キャンパス 自然科学本館 3F 305 教室前
対象者 学生及びWPTを愛するすべての方々
対象物 高周波電源,送電側設備(コイル,カプラ,アンテナなど),
車両(ミニ四駆に受電回路を搭載)
対戦方式 予選:タイム計測
決勝トーナメント:1対1ゴール先着競争
表彰 優勝/準優勝/特別賞

開催報告

9/12に金沢大学 角間キャンパスにて電子情報通信学会主催の「ミニ四駆ワイヤレス給電走行レース」が開催されました。本レースでは電池を搭載しないミニ四駆をワイヤレス給電で走行させ、その速さを競いました。 電力伝送周波数は45Hz以上3THz以下というルールの基、コース下部や側面に配置する送電設備や、受電回路などを搭載したミニ四駆には様々なアイデアが詰め込まれ、個性あふれる作品が披露されました。

予選では、4mの直線コースの走行タイムを競い、上位8チームによる決勝トーナメントでは、先着を競いました。参加者は高専・大学の学生から企業に在籍する社会人まで、全29チーム。 タイムレース1位は豊橋技科大の「電界結合方式を用いたミニ四駆」でした。

決勝戦には磁界共振方式の2チームが勝ちあがり、仙台高専の「LCブースター方式を駆使した100 kHz帯ワイヤレス給電ミニ四駆」を岡山大の「3段加速ミニ四駆 デルターボ」が破り見事優勝しました。 また、観戦者の方々の投票により、豊橋技科大の「あらゆる悪路を走行し負荷変動に対応し最適なモーター数を搭載した愛のブチ切れきもったまミニ四駆」が特別賞を受賞しました。

11/8には京都で国際大会「WPT Mini 4WD 400-cm Drag Race World Championship 2018」が開催されます。世界チャンピオンの座を争い、国内はもちろんのこと海外からも多くの参加が見込まれます。
詳細はAPMC 2018ウェブページよりご確認ください.
APMC Student and Young Engineer Design Competitions


参加チーム

01

2次元通信技術を用いた走行中無線給電 

◇増田祐一・野田聡人(南山大)・井上 碩(Mist Technologies)・藤原正浩(東大)
予選順位(タイムor走行距離): 22位 (0m)
会場からのコメント:

・動かなかったが給電のアイディアが良いです
・エバネッセント波を利用している点が良い
・めずらしい 

02

あらゆる悪路を走行し負荷変動に対応し最適なモータ数を搭載した愛のブチ切れきもったまミニ四駆 

◇馬場涼一・宮地啓輔・宜保遼大 (豊橋技科大)
予選順位(タイムor走行距離): 16位 (55.336)
会場からのコメント:

・キャタピラ給電かっこよかったです
・キャタピラを使う考えはない。すごい
・キャタピラ集電がすばらしい
・ミニ四駆らしくなく興味がもてた

03

興味本位でやってみた! 

◇青山真大・岩間清大・藤田康平・村上和寛・丸山大輔 (静岡大)
予選順位(タイムor走行距離): 13位 (5.478)
会場からのコメント:

・切替のアイディアが◎
・コイルがすごい
・良い走り 

04

走れ!コーセルギーニ・ユーエスパーダ! 

◇伊藤竜次・野口 拡 (コーセル)
予選順位(タイムor走行距離): 15位 (7.688)
会場からのコメント:

・充電してから走り出すというロマンのあるシステムだった
・会社を休んでも参加する意欲がすごい
・充電してからが速かった
・シンプルが一番

05

電界結合方式を用いたミニ四駆 

◇西岡正悟・馬場涼一・正木敬章・阿部晋士・磯谷庄一 (豊橋技科大)
予選順位(タイムor走行距離): 1位 (1.382)
会場からのコメント:

・車体カッコいい
・頑張っていた
・速い!

06

リッツパーティ 

◇磯貝昇吾・大橋達矢・川端康平・川合崇大・今岡一章 (奈良先端大)
予選順位(タイムor走行距離): 8位 (2.140)
会場からのコメント:

・Arduinoを使ってスマートな切り替え 

07

Re: Accelerated by Ferrite 

◇佐竹 裕・青木拓海・今 大河・石井玲真・小野将紘・桜井康陽 (仙台高専)
予選順位(タイムor走行距離): 12位 (5.168)
会場からのコメント:

・ノーカットアンドトライはすごいですね

08

磁界で電力伝送!ミニ四駆! 

◇清水啓悟・宇都伸太郎・藤浦広斗・河本 崇 (長崎大)
予選順位(タイムor走行距離): 9位 (2.789)
09

Via-Wheel Power Transfer 方式ミニ四駆 

◇阿部晋士・宜保遼大・宮地啓輔・磯谷庄一 (豊橋技科大)
予選順位(タイムor走行距離): 10位 (3.721)
会場からのコメント:

・タイヤからのみの給電にこだわっているところが良い
・アルミホイール集電がスタイリッシュ
・実用性があってよかった
・すごい!

10

3段加速ミニ四駆 デルターボ 

◇藤木啓太・霜村光太・小林皓祐・三島知浩・村田 涼・白川知秀 (岡山大)
予選順位(タイムor走行距離): 2位 (1.475)
会場からのコメント:

・軽量化ができていて速かったです
・1ターン受電のアイディアが良い
・さすがです
・軽量化に徹していた着眼点が良い

11

負荷の変動を考慮した磁界共振結合型無線電力伝送

◇林 寛将・李 哲豪・角谷和宣・西澤勇輝・笹谷拓也 (東大)
予選順位(タイムor走行距離): 5位 (1.707)
会場からのコメント:

・理論がすごい!!

12

電界結合型給電を搭載したミニ四駆 

◇吉開有佑・三宅翔太郎・楠 海人・岩崎雄大・ウリントヤ (久留米高専)
予選順位(タイムor走行距離): 19位 (1.05m)
13

WPT福井LAB 

◇中山貴文・福井正博・土田祥生・伊藤綜一郎 (立命館大)
予選順位(タイムor走行距離): 18位 (2.16m)
14

4枚極板での走行中電界結合WPTシステム 

◇二ッ矢幹基 (龍谷大)
予選順位(タイムor走行距離): 22位 (0m)
会場からのコメント:

・全部自作はすごい!!

15

MLAB-WPT 

◇藤城真祥・外園悠貴・山本匠馬・小渕大輔・平井亨武・菊池駿太・佐々木克仁・長谷川浩市・成末義哲 (東大)
予選順位(タイムor走行距離): 6位 (1.737)
会場からのコメント:

・考え方がすごい。これからが楽しみです。
・プリント基板コイルをSMAコネクタでつなぐ合理的設計には驚きでした

16

近傍界磁界結合給電式小型四輪駆動車・泡沫ノ閃 光弐式改 

◇長江眞平・橋本卓也 (東北大)
予選順位(タイムor走行距離): 22位 (0m)
会場からのコメント:

・かっこいい
・うなぎパイのようなコイルにひかれた

17

マイクロ波駆動型4WD_エリカ 

◇高林伸幸・望月 諒 (京大)
予選順位(タイムor走行距離): 22位 (0m)
会場からのコメント:

・走りはしなかったが良かった
・縦型電極が新しかった
・横からの給電に驚き!!
・動いているところを見たかった。方式が単純に面白そう

19

スイッチング機能を有したLF帯発振方式のミニ四駆 

◇安田健太・斎所健太・内山寛貴・北村卓也・伊藤隆太・森田就斗・諸石 涼 (佐賀大)
予選順位(タイムor走行距離): 22位 (0m)
20

疾如燕(はやきことつばめのごとし) 

◇櫻井壮一・染谷晃基・中村岳資・砂口裕希・和田健太郎 (東工大)
予選順位(タイムor走行距離): Exhibited
会場からのコメント:

・「不動如山」で思わず笑いました

21

LCブースター方式を駆使した100kHz帯ワイヤレス給電ミニ四駆 

◇渡邉翔太・池田勇希・東海林拓人・渡邉岳士・ジョハネス アナク ラウレンス (仙台高専)
予選順位(タイムor走行距離): 4位 (1.610)
会場からのコメント:

・シンプルですが速い

22

複数コイルによる電界共鳴方式を用いたワイヤレス電力給電ミニ四駆 

◇青山詠史・畑山 陸・中村尚彦・丸山珠美・高橋直樹・山本愛理・大澤拓門 (函館高専)
予選順位(タイムor走行距離): 22位 (0m)
会場からのコメント:

・基板パターンのコイルがいいですね。
・時間ぎりぎりまで粘ったのがすばらしい。頑張って。

23

千葉大学プラズマダッシュミニ四駆 

◇佐々木凜太郎・江刺家葉月・日吉大二朗・山中大輔 (千葉大)
予選順位(タイムor走行距離): 20位 (0.38m)
会場からのコメント:

・頑張りに◎

24

6MHz帯磁界共振結合エネルギーを最大限路面に伝える四駆システム“走るスフィンクス” 

◇高柳 毅・臼田武史・石橋大輔 (スフィンクス・テクノロジーズ)
予選順位(タイムor走行距離): 7位 (1.882)
会場からのコメント:

・スフィンクスの目が光るのがよかったです
・スフィンクスの目がカッコいい
・スフィンクスがシュールです
・芸術的、デモ少し怖い

25

はじめての無線給電ミニ四駆 

◇川田章弘・筑井祐一 (トリプル・ダブリュー・ジャパン)
予選順位(タイムor走行距離): 21位 (0.02m)
会場からのコメント:

・コンセントと延長コードを使っているのは斬新でした
・インバータの数は最多?

26

タイヤと平行平板を用いたハイブリッド電界結合ミニ四駆 

◇水谷 豊 (村田機械)
予選順位(タイムor走行距離): 3位 (1.542)
会場からのコメント:

・お金をかけずに速い!すごい!
・アルミテープがこれからのトレンドに!

27

爆走無線給電ミニ四駆、ハシレルーヤ 

◇荒井昌和・坪山真之介・日和田健介 (宮崎大)
予選順位(タイムor走行距離): 17位 (2.64m)
会場からのコメント:

・もう少しでゴールできそう

28

実験キットと長方形コイルを用いた200kHz磁界結合走行中給電ミニ四駆 

◇阿部晋士・宜保遼大・宮地啓輔 (豊橋技科大)
予選順位(タイムor走行距離): 14位 (5.661)
会場からのコメント:

・シンプルでも着実に走る

29

乗用車向け飛石配置方式非接触給電システム 

◇藤田稔之・岸 洋之・藤田幸一・砂金富安・杉山昌典 (テクノバ)
予選順位(タイムor走行距離): 11位 (4.457)
会場からのコメント:

・予選残念でした
・飛び石という磁界がどんな風に飛んでいるのか気になった
・地上コイルの位置ずれに強い点が良い

30

ミニ四駆の高速走行に向けた2.45GHz移動型WPT システム 

◇青木孝弘・中川明己・衣川幸汰・松室尭之・石崎俊雄(龍谷大)
予選順位(タイムor走行距離): 22位 (0m)
会場からのコメント:

・2.45GHzで頑張っているところがよい
・ガンバレ2.45GHz
・2.45GHzにチャレンジしている点にひかれた
・マイクロ波で給電というだけで応援したくなる


決勝トーナメント表


受賞者

優勝 3段加速ミニ四駆 デルターボ
岡山大学
藤木啓太・霜村光太・小林皓祐・三島知浩・村田 涼・白川知秀
準優勝 LCブースター方式を駆使した100kHz帯ワイヤレス給電ミニ四駆
仙台高専
渡邉翔太・池田勇希・東海林拓人・渡邉岳士・ジョハネス アナク ラウレンス
特別賞 あらゆる悪路を走行し負荷変動に対応し最適なモータ数を搭載した愛のブチ切れきもったまミニ四駆
豊橋技科大
馬場涼一・宮地啓輔・宜保遼大
受賞者の皆さん、おめでとうございます。
受賞者には後日、 WPT研究会 での受賞講演をいただきます。

写真の掲載について問題がありましたら下記までご連絡をお願いいたします。