高信頼制御通信研究会 : Technical Committee on Reliable Communication and Control (RCC), IEICE

2013年電子情報通信学会ソサイエティ大会

2013年ソサイエティ大会RRRC研セッション

開催日時:
開催場所:
福岡工業大学 (会場案内図はこちら

RRRC/MICT共催パネルセッション

ABP-1. 医療機器開発の現状: 高信頼を要する機器の研究開発から承認まで

 医療情報システムでは,情報通信技術(ICT: Information Communications Technology)の積極的な活用が進められており,病院情報システムや電子カルテが成功裏に導入されてきている.しかし一方では,日本における新しい産業の創設と患者・医療従事者の負担軽減のために,病院内での無線・有線を使った遠隔での制御や監視等,医療機器にICT をこれまで以上に積極的に活用する試みはうまくいっているとは言えない.この原因の一つは,医療機器には民生品に比較して非常に高い信頼性が要求されるため研究開発に長い時間とコストがかかることが挙げられるが,もう一つには,医療機器の薬事法承認が医薬品のそれと同じように取り扱われており,その承認のために莫大なコストと時間が要することが挙げられる.
 本パネルセッションでは,医療機器の研究開発から製品化・導入までについて,その信頼性を担保するためのメーカの研究開発者の立場,および,それを現場で使っている医療従事者の立場から現状と問題点を指摘し,医療機器の現状での薬事法承認の問題点と,厚生労働省で現在議論されている,その承認手続きの変更について討論する.
会場:
A棟3階 A35
オーガナイザ:
原 晋介(阪市大)
パネリスト:
  • 鳥取大学 医学部 医学科 器官制御外科学講座 腎泌尿器学分野
    瀬島健裕 先生
  • テルモ株式会社 研究開発本部 ME部門 システムアーキテクトグループ
    中村克也 様
  • 東京女子医科大学 先端生命医科学研究所
    伊関 洋 先生
  • 東京大学大学院 工学系研究科 機械工学専攻
    松本洋一郎 先生

プログラム

2013年9月17日(火) 13:00〜16:05

  • ABP-1-1
    ロボット支援手術の実際
    瀬島健裕(鳥取大)
  • ABP-1-2
    医療機器の高信頼性化に向けた研究開発
    中村克也(テルモ)
  • ABP-1-3
    医療現場から見た医療機器の現状
    伊関 洋(東京女子医大)
  • ABP-1-4
    医療機器開発の現状
    松本洋一郎(東大)
     
    休 憩(15分)
     
  • パネル討論(45分)15:20から開始.講演者全員による討論.