!!! ご案内 音声・言語処理の研究は,大規模コーパスの整備と機械学習を背景に進展し,近年では音声ドキュメント処理・音声対話・音声翻訳・音声検索など,音声処理と言語処理を連携・統合した応用も広がっています.このような背景のもと,1999年より3つの研究会の協力により,音声言語シンポジウムが開催されています.毎年,招待講演等の企画と多くの一般発表が行われ,大変盛況なイベントとなっています. 音声言語シンポジウムは,今回で12回目を迎えることになりました.今回のシンポジウムでは,『情報アクセス』と題するセッションを企画しております. 近年では,米国NISTによるTREC会議,NIIのNTCIRプロジェクトを始めとする情報検索コンペティションが開催されており,効率的に情報にアクセスするための研究が盛んになってきました.また,情報爆発プロジェクトを代表とする,膨大な情報を効率よくアクセスするための研究開発も急速に進んでいます. 今後も,音声・テキスト・画像等のデータが増え続けます.特に,最近では,法廷やコールセンター,会議録作成といった実用領域において音声認識の検討・導入が進められております.文字化された音声情報を効率よく検索し,さらにはテキストマイニング等に応用することが可能となってきました. 効率的な情報アクセスのためには,情報を検索する技術だけではなく,QAに代表されるより高度な情報検索,要約等の情報加工技術も必要となってくるでしょう. このような背景から,今回のシンポジウムでは『情報アクセス』というテーマを掲げました.そこで,米国の人気クイズ番組「ジョパディ!」にチャレンジするIBMのWatsonプロジェクトに関わられておられるIBMの金山博氏,および,情報爆発やMASTARプロジェクトでご活躍されているNICTの鳥澤健太郎氏の招待講演を予定しております. また,オーガナイズドセッションと致しまして「情報アクセス」に関連するセッションを企画しました.このセッションでは,情報にアクセスするための技術を幅広く募集いたします. 一般セッションでは,例年と同様に音声・音声言語処理はもちろん,対話処理・言語処理に関する幅広い分野の研究発表を募集いたします.皆様からの多数の投稿を心よりお待ち申しております. なお,発表お申込みの際には,下記の3つ中から希望の発表方法をお知らせ下さい. * 口頭発表(一般セッション) * 口頭発表(『情報アクセス』オーガナイズドセッション) * ポスター発表 ただし,申し込み数などによって,必ずしもご希望に添えないことがあることをご承知おき願います. なお,情報処理学会と電子情報通信学会の間の共催はなくなり,連催(連立開催)となることから,発表申込み,原稿の提出はそれぞれの学会ごとに行うことになっております.著作権は発表を申し込んだ学会に帰属することになりますが,どちらの学会に申し込んでも,情報処理学会の電子図書館および電子情報通信学会技術研究報告の両方に掲載される予定です. !! 主催 * 電子情報通信学会 言語理解とコミュニケーション研究会(NLC) * 電子情報通信学会・日本音響学会 音声研究会(SP) * 情報処理学会 音声言語情報処理研究会(SLP) !! 協賛 * 人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD) * IEEE Signal Processing Society Japan Chapter !! 開催日 2010年12月20日(月),21日(火) !! 場所 国立オリンピック記念青少年総合センター (〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3番1号) http://nyc.niye.go.jp/ !! 発表申込先 以下のwebサイトからお申込みください. 各学会の様式での原稿作成となります. * 電子情報通信学会 言語理解とコミュニケーション研究会(NLC),あるいは,音声研究会(SP)に申し込まれる場合, ** (NLC) http://www.ieice.org/ken/program/index.php?tgid=NLC ** (SP) http://www.ieice.org/ken/program/index.php?tgid=SP * 情報処理学会 音声言語情報処理研究会(SLP) に申し込まれる場合, ** (SLP) http://sig-slp.jp/2010-SLP-84.html ※備考欄に,ご希望の「発表方法」を記入してください.必ずしもご希望に添えない場合があることをご了承願います.ご記入無き場合は,どの形態でも良いと判断させて頂きます. !! 発表申込締切日: 2010年10月20日(水) 17:00 !! 原稿提出締切日: 2010年11月18日(木) 23:59 !! 予稿集の発行日: 2010年12月13日付で発行される予定です. !! シンポジウム実行委員: 実行委員長: 那須川哲哉(IBM) 副委員長: 有木康雄(神戸大),河原達也(京大) 幹事: 西崎博光(山梨大),山下洋一(立命館大),岩野公司(東京都市大) 委員: 山本和英(長岡技科大),増市博(富士ゼロックス),柳原正(KDDI),竹内孔一(岡山大), 菊池英明(早大), 北岡教英(名大), 小川厚徳(NTT),坂野秀樹(名城大), 市川治(IBM),小窪浩明(日立), 加藤恒夫(KDDI研), 花沢利行(三菱電気), 庄境誠(旭化成),滝口哲也(神戸大) !! 問合先: * 西崎 博光 (NLC) ** 山梨大学 hnishi [at] yamanashi.ac.jp * 山下 洋一 (SP) ** 立命館大学 yama [at] media.ritsumei.ac.jp * 岩野 公司 (SLP) ** 東京都市大学 iwano [at] tcu.ac.jp