★ＴＭワークショップ（第二種研究会）
日時： 2000年 3月 16日(木) - 17日(金) 場所：沖縄県石垣島
第二種研究会開催案内
●第2回テレコミュニケーションマネジメント(TM)ワークショップ
ＴＭ委員長 徳永裕史（NTT）
ＴＭ副委員長 長谷川聡（NEC）、中条孝文(富士通)
日時 ２０００年３月１６日（木）13:00-17:40
３月１７日（金） 9:00-18:00
場所 沖縄県石垣島 石垣市民会館
（石垣市浜崎町１丁目１番２）
石垣島空港からタクシーで１５分
１．ワークショップの主題 「ＩＰ管理・制御とその実現技術」
ＩＰサービス・ネットワークの爆発的な量的拡大と、アプリケーションの質的革命
は、単に通信の世界のみならず、個人生活、ビジネスの世界にも劇的な変革をもたら
しつつあります。インターネットが従来の電話サービス以上に不可欠な、社会活動の
インフラとして活用される日も間近と思われます。ＩＰサービス・ネットワークがイ
ンフラとしての地位を確立するためには、一定以上の信頼性、品質を保証すると同時
に、多様なアプリケーションに対応して、柔軟でダイナミックな運用を可能とするこ
とが必要となってきます。これらの要求を実現するキー・テクノロジとして、ＩＰ管
理・制御は極めて重要であり、様々な機関で研究開発が活発に進められています。
一方、ＩＰに限らず情報通信サービス・ネットワーク全般に関する最近の動向とし
て、稼動削減・自動化の役割を担うだけでなく、新たなビジネスにつながる付加価値
技術としてのオペレーションが重要視されるようになってきました。オペレーション
付加価値化技術としては、顧客毎の品質保証を契約化するＳＬＡ(Service Level
Agreement)及びその実現手段としてのＳＬＭ(Service Level Management）、あるい
はサービス・ネットワークの状況を顧客に情報提供するＣＳＭ(Customer Service
Management)及びＣＮＭ(Customer Network Management)などが注目を浴びつつあり、
ＩＰサービス・ネットワークへの適用が期待されています。また、品質保証技術とし
てのＱｏＳ管理、カスタマケアの一層の充実を可能とするポリシーベース管理などの
技術はＩＰ管理・制御への適用・導入が進んでいます。
本ワークショップでは、ＩＰサービス・ネットワークの中核技術となりつつあるＩＰ
管理・制御を取り上げ、一般講演、招待講演等を通じて、そのあるべき姿、今後の
方向性を論じるとともに、ＩＰ管理・制御を実現するための要素技術、システム構築
技術、オペレーション付加価値化技術に関する情報交換・技術討論を行う予定です。
ＩＰ管理・制御の研究開発に携わる方々はもとより、ＩＰサービス・ネットワーク運
用部門、ＩＰ管理・制御に関する製品を販売しておられる方々、ＩＰアプリケーショ
ン開発・提供の立場の方々など、幅広い分野の皆様の積極的な御参加を
お願い申し上げます。
２．プログラム
３月１６日（木）午後
【招待講演】
（１）ＩＰ管理-Why and What- 江尻正義（富士通）
（２）キャリアとしてのＩＰネットワークの展望 横井省吾
（ＮＴＴコミュニケーションズ）
（３）IP管理・制御の必要要件−ネットワークに望むこと− 村田正幸（大阪大学）
（４）ルータにおけるIP管理・制御の実現法について 中村真（古河電気工業）
（５）インターネット・サービスレベル管理の実例と今後の展望 常山
宏彰（アジレント・テクノロジー）
【パネル討論】
テーマ：ＩＰ管理・制御への期待 −ISP、ユーザ、ベンダの立場から−
パネルチェア：長谷川聡（NEC）
パネリスト：江尻正義（富士通）、横井省吾（NTTコミュニケーションズ）、
村田正幸（大阪大学）、中村真（古河電気工業）、
常山 宏彰（アジレント・テクノロジー）
【懇親会】
初日（3月16日）のプログラム終了後、懇親会を開催します。
ワークショップ参加者の懇親を深めるとともに、
ＩＰ管理・制御に限らず幅広い議論の場としてご活用下さい。
なお、1999年ＴＭ功労賞・ＴＭ研究賞の表彰式を併せて開催予定です。
懇親会会場：ホテルミヤヒラ
〒907-0012 石垣市美崎4-9
TEL (09808)2-6111 FAX (09808)3-3236
http://www.miyahira.co.jp/info/syukuhaku/miyahira/index.html
３月１７日（金）午前
【招待講演】
（１）キャリアからみたIPネットワーク管理の現状と課題
山根宏（NTTコミュニケーションズ）
（２）IP網のトラヒック・品質管理 斎藤洋（NTT）
【一般講演】
（３）IP通信サービス提供にあたって何を考える必要があるか
−OBN開発経験を反映して−
古川久夫（流通システム開発センタ）、○宮口庄司（芝浦工大）
（４）統合IP網におけるサービスレベル管理システムの一考察
佐藤美幸・藤中紀孝（富士通）、○大橋正彦（富士通名古屋通信システム）
（５）マルチドメイン環境におけるIP-VPN管理システムのアーキテクチャに関する
一検討
○西 耕二・田中 克行・川上 弘幸・鈴木 修司・岡崎 弘幸（ＮＥＣ)
３月１７日（金）午後
【招待講演】
（６）沖縄のエネルギーと環境 新藤一彦（NTT）
（７）八重山のマングローブ河口域における動物プランクトンの生態学的特性
岡慎一郎（水産庁）
【一般講演】
（８）階層構成QoSルーチングにおける情報管理
○可児島隆（早大）、朝香卓也（ＮＴＴ／早大／ＴＡＯ）、
田中良明（早大／ＴＡＯ）、富永英義（早大）
（９）高速ルータのシステム試験の手法
落合冬和子（アジレント・テクノロジー）
（10）IPフロー品質測定・制御用トランスポートミドルウェア
◯小池新・石橋圭介・中川真一（ＮＴＴ）
（11）JiniベースQoS制御ミドルウェアの開発
○三木茂生・加藤圭・王才棟・芝修吾・石塚勝（沖電気工業）
（12）キャリア向けIP網ポリシー管理システムの検討と実装
○神保一也・芳尾淳一・林直樹（富士通北海道通信システム）、
川村信宏（富士通）、福田健一・箕浦真・上野仁（富士通研究所）
（13）分散サーバ環境でのトランザクション管理
田中 実・○田村 和秀（NECテレコムシステム）
（14）Mediation Function Server Prototypeの開発
鈴木聡（日本テレコム）、野尻哲郎（日本電気）、
加藤司・岸人徳恭・伊藤昭男・○日熊政行（日本電気エンジニアリング）
３. 参加申込み
(1) 参加申込み期限：2000年３月３日（金）
(2) 参加費：12,000円
・銀行振込による方法と現地での現金支払いが可能です。
・銀行振込の期限：３月１０日（金）
(3) 参加申込方法：
下記のいずれかの方法でお申し込み下さい。
A)研究会ホームページからの参加申込み
ＴＭ研究会ホームページ上のＴＭワークショップの「参加申込みご案内」よりお申
し込み頂くことが可能です。下記のURLアドレスにアクセス頂き、必要事項をご記
入の上、お申し込み下さい。
http://www.ieice.or.jp/cs/tm/jpn/
B)電子メールまたはFAXによる参加申込み
申込み希望者の、氏名、会社／学校名、所属名、住所、電話番号、FAX番号、電子
メールアドレス、参加種別（聴講者・発表者・招待講演者等）、参加費支払い
方法（銀行振込、当日現金支払い等）をご記入（形式自由）の上、TMWS事務局まで
送信願います。なお、銀行振込の場合は、お手数ですが、振込日、振込名義人もお
知らせ願います。
・電子メールの場合：
TMWS事務局 宛
・FAXの場合
TMWS事務局 東 充宏（富士通） 宛
Fax. 044-754-4212 (Tel.044-754-4136)
(4) ＴＭ研究会銀行口座：
・参加費を銀行振込される場合は、下記の口座まで振込願います。
銀行名：東京三菱銀行 たまプラーザ支店
支店コード：２６７
口座番号：普通預金 １２７１７３５
口座名：ＴＭ研究会 東 充宏
（テイエムケンキユウカイ アズマミツヒロ）
４. ホテル予約
ワークショップ会場の「石垣市民会館」の近くには多くの
ホテル・旅館があります。宿泊申込みについては各自個別に
お申し込み下さいますよう、お願いいたします。
石垣市宿泊施設ガイド
http://www.oah-net.or.jp/sakishima.htm
【ワークショップ全般に関する問合せ先】
池内 哲之
NTT情報流通プラットホーム研究所（PF研）
次世代情報ネットワークプロジェクト（情次P)
GMN−CLオペレーショングループ（次ペG）
TEL：0422-59-4973；FAX：0422-59-4476
E-mail： ikeuchi.noriyuki@lab.ntt.co.jp