APNOMS2000開催報告
H12. 11/22 NEC 長谷川 聡
（１）会合名称：
Asia-Pacific Network Operations and Management Symposium(APNOMS2000)
http://www.ieice.or.jp/cs/tm/apnoms/2000/
（２）主催：*電子情報通信学会テレコミュニケーションマネージメント研究専門委員会
*KICS(Korea Information Communication Society) KNOM(Committee of
Network Operation and Management of Korea)
協賛：*IEEE CNOM, IEEE APB, TMF
（３）運営委員会：General Chair 徳永裕史(NTT, Japan)
Vice Chair Seong-Beom Kim(Korea Telekom, Korea)
TPC co-chairs 長谷川 聡(NEC, Japan)
Tai Myung Chung(Sungkyunkwan Univ., Korea)
（４）日時：2000年10月11日〜13日
（５）開催場所：奈良県新公会堂（奈良市）
（６）参加者（参加国）：実質258名（12カ国）
内シンポジウム参加者実質222名（日本146、韓国51、アメリ
カ12、オーストラリア2、フィリピン2、シンガポール2、
スエーデン2、マレーシア1、ロシア1、ブラジル1、インド1、タイ1）
内デモ展示者36名
（７）プログラム概要
−６チュートリアル
−２キーノートセッション（４件発表）
−８技術セッション（３２件発表）
−２スペシャルセッション（８件発表）
−１パネルセッション
−ポスターセッション（１３件）
−展示デモ：１３件
（８）シンポジウム概要
APNOMSは、ネットワークオペレーションとマネージメントに関して、アジア太平洋
地区にて毎年開催されるシンポジウムである。APNOMS2000は第４回目にあたり、
"New Management Paradigms and Technologies Towards the Internet Millennium"の
テーマのもと、上記に記載された通り奈良市にて開催された。初日は終日チュートリ
アルを実施し、２日目、３日目とキーノートスピーチを皮切りに各種技術プログラム、
展示デモと、多彩なプログラムを遂行した。キーノートスピーチは、アメリカ、韓国、
オーストラリア、日本からの４件であり、日本からは郵政省による"E-Japan Initiatives
for the Deployment of Ultra High-Speed Network"の発表があった。技術セッション
においては、テーマにあるように、"Internet Millennium"に向けた、IPネットワーク
管理、Java/CORBAベースの管理、ポリシーベースの管理とSLA(Service Level Agreement)、
さらにはアクティブネットワーク管理などのセッションで活発な議論がなされた。
また、"Migration to New Millennium - Experience, Practice and Technology"の統
一テーマのもと、スペシャルセッションを設置し、日本、ロシア、タイ、韓国、スエ
ーデン、アメリカからエキスパートによる発表を行い、好評であった。発表は会場で
ある奈良県新公会堂内の能舞台上で行うという珍しい形態をとり、発表者からも高い
評価を得た。またバンケットは、奈良市助役を招き、天候にも恵まれて新公会堂の中
庭で実施し、参加者からは極めて高い評価を得た。展示では、日本から９社、韓国か
ら３社、アメリカより１社が参加し、NMSの製品、試作品のデモを行った。
次回のAPNOMS2001は、場所をオーストラリアのシドニーに移して開催する予定である。
（９）APNOMS2000の評価まとめ（Questionnaireの結果：５点満点での平均点）
＊ Tutorial Sessions: Ave. 3.857
＊ Keynote Speeches: Ave. 3.724
＊ Technical Sessions: Ave. 3.414
＊ Panel Discussion: Ave. 3.667
＊ Poster Session: Ave. 3.238
＊ Proceedings: Ave. 3.703
＊ Location: Ave. 4.310
＊ Symposium Fac. Ave. 4.250
＊ Banquet: Ave. 4.519
＊ Exhibit Demos: Ave. 3.885
＊Overall Rating: Ave. 3.720