平成21年2月6日
講習会のご案内
拝 啓
2009年も2月に入り,依然、厳しい経済状況が続いておりますが、貴社におかれましては、ご清勝のことと拝察申し上げます。
ご周知のように、電子情報通信学会・機構デバイス研究専門委員会(委員長 長瀬 亮 NTTフォトニクス研究所)では、電気的な接触・接続技術に関するテーマを取り扱っております。その活動の一環として、機構デバイスに関する基礎から応用分野の知識とその技術の伝達に少しでもお役に立てるよう、講習会を企画して参りました。
昨年は、大勢の方にご参加いただき、改めて厚く御礼申し上げます。その節、アンケートに答えていただき、多くの方から、次の機会にはもう少しテーマを絞って、掘り下げた内容を期待するというご意見をいただきました。
この度、別紙プログラムにありますように、接触の基礎現象、接点材料、機構デバイスにおけるトライボロジーの3テーマについて講習会を企画いたしました。
昨年後半から、急速な景気後退により、世界的な不況となっており、なかなかお出にくい環境とは存じますが、次の展開を考えますと、こういうときに、基礎力を蓄えることも大切という発想もございます。
機構デバイスは、基盤的な部品でありますが、色々な要因に影響を受ける複雑な現象を抱えている部品ということも真実であります。世界的な視点で、競争力のある、選別化した製品の開発には、基礎知識、概念の理解は不可欠なものと思います。
複雑な要因がからんだ、一件混沌とした印象もある機構デバイスですが、経験豊かな講師が、これまでの実績をベースにして、機構デバイスにとって、重要な基礎知識、概念を整理して、分かりやすい内容で講演いたします。また、講演会後も役に立つテキストも準備いたします。
つきましては、御社、ならびに、御社の関係者にご参加賜りたくご案内申し上げます。
ご多忙中、突然、書面にてのご案内ですが、宜しく、お取り計らいの程をお願い申し上げます。
末筆ながら、時節柄、十分なご自愛と御社の益々のご発展を祈念致しております。
敬 具
社団法人・電子情報通信学会
機構デバイス研究専門委員会
講習会担当 澤 孝一郎