街plus探訪
北東北の歴史と食文化を楽しむ「岩手・盛岡」
はじめに
盛岡市は北東北・太平洋側に位置する岩手県の県庁所在地で,豊かな自然・歴史・食に恵まれた中枢中核都市です.本州にありながらも独特の気候・文化があり,県外からの方には新鮮で楽しめる見どころ・食がたくさんあります.筆者は盛岡に移住して10年余りの浅学者ではございますが,拙筆ながら盛岡市とその周辺を御紹介申し上げたいと思います.
アクセス・地理
図1に岩手・盛岡への鉄路・空路の概要を示します.鉄道なら,東京から新幹線「はやぶさ」で最速2時間10分(2023年現在)です.ほぼ東京-京都間の時間と同じです.空路なら,福岡,神戸,大阪(伊丹),名古屋(小牧),札幌から,いわて花巻空港に定期便が運航されています.岩手県は日本で最も面積が大きい県で,都道府県としては北海道の次の大きさとなります.新幹線で岩手県を通過すると長く感じられ,長さは静岡と同等でありながら面積は2倍あります.沿岸にはテレビドラマにて北限の海女で有名になった三陸リアス式海岸,盛岡の奥座敷とも呼ばれるつなぎ温泉,標高2,038 mの岩手山,日本最長と言われる鍾乳洞,盛岡市中心部を流れ東北最大の流域面積を持つ北上川など,多くの自然に恵まれています.盛岡市の気候は冷涼で厳冬期は-10 ℃を下回る日があります.盛岡市の薮川はケッペンの気候区分によると亜寒帯に分類され(1),-20 ℃以下となることがあります

図1 岩手・盛岡へのアクセス
(国土地理院地図に筆者加工)
見どころ
3.1 盛岡駅
東北新幹線が1982年に開業し,当時は盛岡駅が東北新幹線の終点でした.現在は盛岡駅から北海道と秋田に新幹線が延びており,「はやぶさ号」と「こまち号」の連結・切離しが見られる駅ということで有名です.(人だかりができます.)盛岡駅1階には多数の飲食店・お土産屋があり,名物の瓶詰め生ウニ,日本酒をはじめ様々なお土産が手に入ります.隣接する駅ビル地下にも飲食店が充実しており,ここで盛岡らしい食を楽

図2 岩手山を一望