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第2回電波伝搬モデリングコンペティションの募集 †
- アンテナ・伝播研究専門委員会では,学生や若手技術者の伝搬モデリングスキルの向上と電波伝搬に関する技術分野の一層の活性化を図るために「第2回電波伝搬モデリングコンペティション」を次の内容にて実施いたします.奮ってご参加ください.
課題 †
レイトレーシング法の高速化
主催 †
アンテナ・伝播研究専門委員会
運営 †
第2回伝搬コンペティション実行委員会
開催日 †
2020年7月15日(水)~17日(金)のいずれか
開催形式 †
- 2020年7月アンテナ・伝播研究会(以下,AP研と記載)での発表形式
- 参加者には検討いただいた結果を2020年7月AP研に論文投稿いただき,本研究会の関連セッションにおいて発表していただきます.
表彰 †
- 優秀賞(賞金1万円):評価の総合点より判断して最も優秀と見なされた1件の発表に対し授与.
- 特別賞:斬新なアイデア等の観点より審査員が特に評価した1件程度の発表に対し授与.
申込期間 †
2020年1月1日から2020年7月AP研参加申し込み締切日(2020年5月)まで
申込方法 †
下記問合せ先にメールにてお申込みください.お申込み後,課題に取り組むための詳細情報をお送りいたします.
問い合わせ先 †
第2回伝搬コンペティション実行委員会幹事 今井哲朗(imaite@mail.dendai.ac.jp)
<電波伝搬モデリングコンペティションの概要> †
コンペティションの趣旨 †
次世代移動通信,IoT,コネクテッドカーなど,高速かつ高品質な無線通信環境を実現するには複雑な電波伝搬特性の理解が不可欠であり,その実用化においては電波伝搬特性の的確なモデリングや推定/シミュレーションが極めて重要である.そこで,学生や若手技術者の電波伝搬関連技術の向上と本技術分野の一層の活性化を図るために,『レイトレーシング法の高速化』を課題とするコンペティションを実施する.
実施内容 †
実行委員会が提示する共通の環境において,参加者が提案するレイトレース演算の速度を,一定の推定精度(伝搬損失を対象)を満たす前提で競う.
(前提条件) †
- 参加者は,提案するレイトレーシング法を事前に指定する条件(周波数,基地局の位置・高さ,移動局の位置・高さ,市街地環境)にて実施し,その効果を演算速度および伝搬損失の推定精度※の観点から評価する.結果については提案内容(高速化の考え方や具体的な方法,定量的な効果とその指標等)とともに研究会にて提示する.
- ※推定精度については,実行委員会にて実施するFDTD解析結果との比較により評価.
- 高速化方法※は限定しない.
- ※アルゴリズムの改良,建物形状の簡易化,パラメータの最適化などによる高速化.
- 評価に用いるソフトウェアについては,自前のものに加えて,既存(市販)のレイトレースソフト※でも使用可.
- 発表者(およびその所属組織)もしくは他者が既に提案している高速化法の評価でも良い.ただし,他社による提案を評価する場合には,その原論文を明らかにすること.
(配布する情報とデータ) †
【参加申込時配付】
- コンペティションにおいて評価の対象とする伝搬条件(伝搬推定のエリア,周波数,基地局・移動局条件等)の情報を配付.
- FDTD解析結果との比較による伝搬損失推定誤差の評価方法.
【原稿投稿後配付】
- 精度検証用の測定データ
上記伝搬条件のもとでFDTDにより解析したデータを,参加者が論文を投稿後に配布する.なお,参加者は提案法の伝搬損失推定精度を本データとのRMS誤差より評価し,その結果を発表の場で明らかにすることを必須とする.
表彰について †
2020年月AP研において発表を行った講演者を対象に表彰する.その際の評価には,提案法の効果(演算速度と推定精度)らず,“新規性,実用性,発表の了解性”の観点も考慮する.
- 優秀賞(賞金1万円):評価の総合点※より判断して最も優秀と見なされた1件の発表に対し授与.
- 特別賞:斬新なアイデア等の観点より審査員が特に評価した1件程度の発表に対し授与.
※評価点の配分:提案法の効果(10点),新規性(5点),実用性(5点),発表の了解性(5点)
参加者スケジュール †