講演名 2004/3/12
コミュニケーションの強化学習におけるノイズ付加による連続値信号の離散化
柴田 克成,
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抄録(和) 筆者は,シンボルグラウンディング問題を解決するためには,シンボル処理とパターン処理を分けずに行う必要があり,そのためには,ニューラルネットを用いることが最良であると考えている.しかしながら,ニューラルネットはシンボル処理が苦手であると一般的に考えられている.本研究では,ニューラルネットを強化学習で学習させることによって必要に応じてシンボルが創発する可能性を探ることを目的とする.そこで,2エージェント間の一方向コミュニケーションを強化学習で学習する非常に単鈍なタスクを考え,発信側でのアナログコミュニケーション信号の生成と,受信側での受け取った信号からの行動生成をともにニューラルネットで行った.そして,信号伝達時にノイズを付加すると,単に強化学習に基づいてそのニューラルネットを学習させるだけで,学習可能なノイズレベルの範囲内において,ノイズレベルの増大とともに発信側では信号が離散化され,受信側でも受け取った信号から行動を離散化する傾向があり,結果的にノイズ付加による性能低下が抑えられることを示した.また,ニューラルネットをリカレントとすることで,信号の離散化がさらに促進されることを示した.
抄録(英) Towards the unified processing of symbols and patterns by neural networks, it was examined that symbols emerge using neural networks that is trained only by reinforcement learning. A very simple communication-learning task was assumed, and some noise is added to the communication signals. After learning, as the noise level during learning became larger, the communication signals were binarized more, and the system became more tolerant of noise unless the noise level was too large. The receiver was also trying to interpret the signals as binarized value. Furthermore, it was examined that recurrent neural networks promote the discretization.
キーワード(和) 強化学習 / ニューラルネット / コミュニケーション学習 / 信号の離散化 / シンボルの創発
キーワード(英) reinforcement learning / neural network / communication learning / discretization of signals / symbol emergence
資料番号 NC2003-203
発行日

研究会情報
研究会 NC
開催期間 2004/3/12(から1日開催)
開催地(和)
開催地(英)
テーマ(和)
テーマ(英)
委員長氏名(和)
委員長氏名(英)
副委員長氏名(和)
副委員長氏名(英)
幹事氏名(和)
幹事氏名(英)
幹事補佐氏名(和)
幹事補佐氏名(英)

講演論文情報詳細
申込み研究会 Neurocomputing (NC)
本文の言語 JPN
タイトル(和) コミュニケーションの強化学習におけるノイズ付加による連続値信号の離散化
サブタイトル(和)
タイトル(英) Discretization of analog communication signals by noise addition in reinforcement learning of communication
サブタイトル(和)
キーワード(1)(和/英) 強化学習 / reinforcement learning
キーワード(2)(和/英) ニューラルネット / neural network
キーワード(3)(和/英) コミュニケーション学習 / communication learning
キーワード(4)(和/英) 信号の離散化 / discretization of signals
キーワード(5)(和/英) シンボルの創発 / symbol emergence
第 1 著者 氏名(和/英) 柴田 克成 / Katsunari SHIBATA
第 1 著者 所属(和/英) 大分大学工学部電気電子工学科
Dept. of Electrical & Electronic Engineering, Oita University
発表年月日 2004/3/12
資料番号 NC2003-203
巻番号(vol) vol.103
号番号(no) 734
ページ範囲 pp.-
ページ数 6
発行日