講演名 2019-01-16
出力共振フィルタを省略したΦ級駆動回路の解析と設計
松原 華子(千葉大), 関屋 大雄(千葉大),
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抄録(和) E級ドライバは, 高周波数下においても高い電力変換効率を達成できるドライバとして多くの機器への応用が期待されている. E級ドライバはスイッチが切り替わる瞬間にスイッチにかかる電圧およびスイッチにかかる電圧の傾きも零(ZVS/ZDS)というE級スイッチング条件を満たすことにより高周波数下における高い電力変換効率を実現する. さらにE級回路の共振フィルタを省略しスイッチ電圧をそのまま主回路の駆動信号とし, それにより主回路側にあわせて駆動回路側の時比率を容易に設計できる回路が提案された.しかし, E級回路ではスイッチにかかる最大電圧が高くなる課題がある. 本研究では, $Phi$級回路を用いたSiC MOSFET用の駆動回路の提案および設計と実装を行う. $Phi$級回路は, スイッチと並列に高調波共振回路を付加することによってスイッチに流れ込む電流に高調波成分を注入することでスイッチにかかる最大電圧を抑制することができる回路である. そのため, E級ドライバで問題であったコストの面を解決できる回路として期待されている. 本研究では$Phi$級回路に基づく駆動回路を提案し, 解析および回路実験波形により提案回路の有効性を示す.
抄録(英) E級ドライバは, 高周波数下においても高い電力変換効率を達成できるドライバとして多くの機器への応用が期待されている. E級ドライバはスイッチが切り替わる瞬間にスイッチにかかる電圧およびスイッチにかかる電圧の傾きも零(ZVS/ZDS)というE級スイッチング条件を満たすことにより高周波数下における高い電力変換効率を実現する. さらにE級回路の共振フィルタを省略しスイッチ電圧をそのまま主回路の駆動信号とし, それにより主回路側にあわせて駆動回路側の時比率を容易に設計できる回路が提案された.しかし, E級回路ではスイッチにかかる最大電圧が高くなる課題がある. 本研究では, $Phi$級回路を用いたSiC MOSFET用の駆動回路の提案および設計と実装を行う. $Phi$級回路は, スイッチと並列に高調波共振回路を付加することによってスイッチに流れ込む電流に高調波成分を注入することでスイッチにかかる最大電圧を抑制することができる回路である. そのため, E級ドライバで問題であったコストの面を解決できる回路として期待されている. 本研究では$Phi$級回路に基づく駆動回路を提案し, 解析および回路実験波形により提案回路の有効性を示す.
キーワード(和) $Phi$級回路
キーワード(英) Class $Phi$ Circuit
資料番号 EE2018-44
発行日 2019-01-09 (EE)

研究会情報
研究会 EE
開催期間 2019/1/16(から2日開催)
開催地(和) 熊本市国際交流会館
開催地(英) KCIC
テーマ(和) 回路技術及び高効率エネルギー変換技術関連,一般
テーマ(英) DC/DC converter, New circuit for power conversion and control, others
委員長氏名(和) 馬場崎 忠利(NTTファシリティーズ)
委員長氏名(英) Tadatoshi Babasaki(NTT Facilities)
副委員長氏名(和) 廣瀬 圭一(NTTファシリティーズ) / 末次 正(福岡大)
副委員長氏名(英) Keiichi Hirose(NTT Facilities) / Tadashi Suetsugu(Fukuoka Univ.)
幹事氏名(和) 坂井 栄治(崇城大) / 松井 信正(長崎総科大)
幹事氏名(英) Eiji Sakai(Sojo Univ.) / Nobumasa Matsui(Nagasaki Inst. of Applied Science)
幹事補佐氏名(和) 松下 傑(NTTファシリティーズ) / 押方 哲也(新電元工業) / 米澤 遊(富士通研)
幹事補佐氏名(英) Takashi Matsushita(NTT-F) / Tetsuya Oshikata(ShinDengen) / Yuu Yonezawa(Fujitsu Lab.)

講演論文情報詳細
申込み研究会 Technical Committee on Energy Engineering in Electronics and Communications
本文の言語 JPN
タイトル(和) 出力共振フィルタを省略したΦ級駆動回路の解析と設計
サブタイトル(和)
タイトル(英) Analysis and design of Class Φ driver circuit without resonance circuit
サブタイトル(和)
キーワード(1)(和/英) $Phi$級回路 / Class $Phi$ Circuit
第 1 著者 氏名(和/英) 松原 華子 / Hanako Matsubara
第 1 著者 所属(和/英) 千葉大学(略称:千葉大)
Chiba University(略称:Chiba Univ.)
第 2 著者 氏名(和/英) 関屋 大雄 / Hiroo Sekiya
第 2 著者 所属(和/英) 千葉大学(略称:千葉大)
Chiba University(略称:Chiba Univ.)
発表年月日 2019-01-16
資料番号 EE2018-44
巻番号(vol) vol.118
号番号(no) EE-387
ページ範囲 pp.37-41(EE),
ページ数 5
発行日 2019-01-09 (EE)