講演名 2017-08-30
プロの物真似タレントの声真似が話者照合に与える影響と音響特徴の分析
岩野 公司(東京都市大), 堀畑 拓斗(東京都市大),
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抄録(和) 話者照合の実用化を考えると,最も手軽な成りすまし攻撃である「声真似(模倣)」に対するシステムの脆弱性を十分に把握しておく必要がある.我々の先行研究では,物真似に特別な技術を有さない一般人(素人)の声真似の攻撃力の分析を行っており,その成りすましが十分成功する可能性があることを明らかにしている.そこで本稿では,声質を他人に似せることに高い技術を有している人物が行った声真似が,素人の声真似に比べて,どの程度の攻撃力を有しているか,また,声真似によってどのように声の音響特徴を変化させているかについて分析を行う.1名のプロの物真似タレントが事前に面識のない6名の物真似を行った音声を,HMMに基づく話者照合システムの詐称者発声として入力し性能を調査したところ,素人の声真似よりも高い攻撃力を有していることが明らかになった.また,プロの物真似音声のケプストラム特徴をカルバック・ライブラー情報量に基づく発声間距離を用いて分析したところ,プロの物真似タレントは素人よりも声質を大きく変化させていない一方で,対象者には確実に近づいている様子が明らかになった.
抄録(英)
キーワード(和) 話者照合 / 物真似音声 / 成りすまし攻撃 / 音響特徴分析 / プロの物真似
キーワード(英)
資料番号 SP2017-32
発行日 2017-08-23 (SP)

研究会情報
研究会 SP
開催期間 2017/8/30(から1日開催)
開催地(和) 京都大学
開催地(英) Kyoto Univ.
テーマ(和) 音の認知,学習,信号処理,音声一般
テーマ(英)
委員長氏名(和) 山下 洋一(立命館大)
委員長氏名(英) Yoichi Yamashita(Ritsumeikan Univ.)
副委員長氏名(和) 森 大毅(宇都宮大)
副委員長氏名(英) Hiroki Mori(Utsunomiya Univ.)
幹事氏名(和) 西田 昌史(静岡大) / 坂野 秀樹(名城大)
幹事氏名(英) Masafumi Nishida(Shizuoka Univ.) / Hideki Banno(Meijo Univ.)
幹事補佐氏名(和) 橋本 佳(名工大) / 小橋川 哲(NTT)
幹事補佐氏名(英) Kei Hashimoto(Nagoya Inst. of Tech.) / Satoshi Kobashikawa(NTT)

講演論文情報詳細
申込み研究会 Technical Committee on Speech
本文の言語 JPN-ONLY
タイトル(和) プロの物真似タレントの声真似が話者照合に与える影響と音響特徴の分析
サブタイトル(和)
タイトル(英)
サブタイトル(和)
キーワード(1)(和/英) 話者照合
キーワード(2)(和/英) 物真似音声
キーワード(3)(和/英) 成りすまし攻撃
キーワード(4)(和/英) 音響特徴分析
キーワード(5)(和/英) プロの物真似
第 1 著者 氏名(和/英) 岩野 公司 / Koji Iwano
第 1 著者 所属(和/英) 東京都市大学(略称:東京都市大)
Tokyo City University(略称:Tokyo City Univ.)
第 2 著者 氏名(和/英) 堀畑 拓斗 / Takuto Horihata
第 2 著者 所属(和/英) 東京都市大学(略称:東京都市大)
Tokyo City University(略称:Tokyo City Univ.)
発表年月日 2017-08-30
資料番号 SP2017-32
巻番号(vol) vol.117
号番号(no) SP-189
ページ範囲 pp.55-60(SP),
ページ数 6
発行日 2017-08-23 (SP)