大会名称 |
---|
2012年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2012 |
発行日 |
2012/8/21 |
セッション番号 |
101 |
セッション名 |
e-サイエンス:超大規模実問題に挑戦するアルゴリズムと計算技術 |
講演日 |
2012/9/4 |
講演場所(会議室等) |
第2イベント会場 |
講演番号 |
A-1-5 |
タイトル |
東日本大震災後、節電時の首都圏電車ネットワーク混雑シミュレーション |
著者名 |
田口 東, |
キーワード |
抄録 |
首都圏電車路線全体を対象として、列車ごとの運行、乗客の乗降、乗り換え、時刻を明示的にシミュレートするモデルを作成し、朝短時間生ずるラッシュに対して、電車利用のソフト的な改善策によって混雑緩和を目指す場合に、その効果を精度よく評価できる方法を提案する。東急田園都市線の急行格下げ、震災後節電時の計画運転に関する提案はその応用である。電車の混雑を和らげる決め手は分散乗車である。ここでは、ネットワーク全体を対象として、分散乗車の詳細なシミュレーションを行い、その効果が実現目標として提示できること、混雑に著しい偏りが生じてないかを明示できることを示す。各事業者が営業する範囲内で閉じた計画を立てたのでは、電車混雑への影響が十分把握できず、利用者に不公平感が生ずる可能性があること、したがって、事業者ごとの電力削減目標を基にした運転計画を総合してネットワーク全体の混雑を計算し、最初の削減目標を調整するというプロセスが必要であると考えている。 |