大会名称
2010年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2010
発行日
2010/8/20
セッション番号
6B
セッション名
仮想化技術・セキュリティ
講演日
2010/09/09
講演場所(会議室等)
B会場(総合学習プラザ1F 第6講義室)
講演番号
B-029
タイトル
ハイパバイザによる広告表示
著者名
大山 恵弘
キーワード
ハイパバイザ, 仮想マシンモニタ, 広告, オペレーティングシステム
抄録
仮想的なコンピュータの上でOSを動作させることを可能にするハイパバイザが
普及しつつある。本研究では、ハイパバイザによりゲストOSの画面上に広告を
表示するシステムを提案する。提案システムでは、ハイパバイザが直接ビデオ
処理ハードウェアにアクセスし、VRAM領域の内容を書き換えることにより、広
告情報をあるタイミングで画面に表示させる。提案システムの用途の例は、コ
ンピュータおよびハイパバイザの管理者が、OSのユーザに強制的に広告を閲覧
させるというものである。ハイパバイザ層で実装する利点の一つは、OSに依存
しない点である。OS上で動作する広告表示用ソフトウェアを用いた場合とは異
なり、Windows、Linux、FreeBSDなどの多様なOSの画面上に広告を表示すること
ができる。別の利点は、ゲストOSのユーザは、たとえ管理者権限を持っていて
も、広告を表示させなくすることができない点である。
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