大会名称
2009年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2009
発行日
2009/8/20
セッション番号
15
セッション名
21世紀はベクトルコンピューティングの時代!? -パーソナルスーパーコンピューティングからペタ・エクサスケールスーパーコンピューティングまでを俯瞰する-
講演日
2009/9/3
講演場所(会議室等)
第3イベント会場
講演番号
15-5
タイトル
TSUBAME2.0における高バンド幅なペタフロップス・コンピューティングの可能性
著者名
松岡 聡
キーワード
抄録
近年HPCにおいてGPUが注目されているが,従来のアクセラレータと異なり(1)コモディティであること,(2)多数の並列演算ユニットによる高計算密度だけでなく,多大なメモリバンド幅(100GB/s超)およびメモリレーテンシ隠蔽のための大量スレッドを有すること,を特徴としている.これらの性質はベクトル計算機と同じであり,GPUは言わばその現代版と言えよう.実際,我々の研究では,多くのベクトル系の数値アルゴリズムをGPU上に実現し,良好な結果を得ている.これらを元に東工大GSICセンターでは,2008年10月に680台の最新のNVIDIA Tesla GPUを導入し,スパコンTSUBAME上に展開した. 現在,様々な研究や教育活動により,GPU利用が増えている状況で,我が国初の「ペタコン」となる予定の2010年6月に稼働するTSUBAME2.0においてはGPU利用がメインになると期待している.