大会名称 |
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2009年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2009 |
発行日 |
2009/8/20 |
セッション番号 |
9 |
セッション名 |
アルゴリズム・サイエンスにおけるゲーム理論の新展開 |
講演日 |
2009/9/2 |
講演場所(会議室等) |
第2イベント会場 |
講演番号 |
9-2 |
タイトル |
無秩序の代償(price of anarchy)の理論への招待 |
著者名 |
伊藤 大雄, |
キーワード |
抄録 |
「無秩序の代償(price of anarchy)の理論」とは,システムを構成する個々の参加者が自分の利益のみを考えて行動した場合,システム全体の利益がどの程度損なわれるかということを評価した理論である.現実の人々の行動は基本的に利己的であることは自然な仮定であり,その上で全体の利益が損なわれないようにシステムを設計することは,たいへん重要な思想である.実際この理論によると,システム設計が悪いと,利己的な行動が結果的に個々のメンバーの損に繋がってしまうような場合が有ることが分かる.本講演では,この理論の基礎を説明し,その魅力を伝える. |