大会名称 |
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2009年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2009 |
発行日 |
2009/8/20 |
セッション番号 |
6 |
セッション名 |
ロボットの運動と視覚における新たな展開-脳神経科学との融合- |
講演日 |
2009/9/3 |
講演場所(会議室等) |
第1イベント会場 |
講演番号 |
6-4 |
タイトル |
ヒトの視覚運動系におけるフィードバック(FB)機構とフィードフォワード(FF)機構の混在と分離 |
著者名 |
沢田 康次, |
キーワード |
抄録 |
視覚追従実験では,追従運動速度のパワースペクトルに,IHz近辺を中心とするブロードバンドとターゲット軌道の対称性の低下に起因するシャープなピークが観測される.ターゲットの断続表示実験における追従位置誤差分布,位置誤差符号反転頻度の分析により,前者は位置誤差訂正のためのフィードバック制御であること,後者は追従運動に惹き起される時間刻みであり,時間刻みを生成することによって予測運動(FF)を可能にしていることを明らかにした.本実験の結果からFBとFFの混在と分離の条件を議論する.また,予測運動の先行性から,物理時間と脳内時間の関係と,複数時間系のもつ認識の特徴がヒトの意識に与える影響,及びロボットへの応用の際の問題点を議論する. |