大会名称 |
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2009年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2009 |
発行日 |
2009/8/20 |
セッション番号 |
2L |
セッション名 |
認識・推定 |
講演日 |
2009/09/02 |
講演場所(会議室等) |
L会場(9号館3F 933教室) |
講演番号 |
I-055 |
タイトル |
背景領域細線化を用いた手書き文字切出しの改良手法 |
著者名 |
中山 英久, 藤原 勇太, 加藤 寧, |
キーワード |
文字切出し, 背景領域細線化, 手書き文字列認識, 候補ラティス |
抄録 |
手書き文字列認識では,文字切出しと個別文字認識を行い,候補ラティス法などの知識処理によって,最終的な認識結果を決定する方法が一般的である.このとき,文字切出しは認識システム全体の性能を左右する重要な処理であり,文字切出しにおいては,接触文字を確実・正確に切出しつつも,個別文字の過剰な切出しの抑制によって候補ラティスにおける探索パスを極力少なくすることが必要である.これに対し,接触文字をより正確に切断する方法として背景領域の細線化パターンを利用した手法が提案されているが,文字を切出すべきかどうかの判定が不十分であるために,接触文字の切出し失敗や個別文字の過剰な切出しが発生し,システム全体の性能低下が問題となっていた.そこで本論文では,接触文字であるかどうかの判定を正確に行うため,文字切出しへ認識処理を導入し,過剰な切断を抑制しつつ接触・入込み文字をより確実に切断する改良手法を提案する.また,郵政研究所配布1840件の郵便宛名画像データを用いた認識実験により,提案手法の有効性を確認した. |
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