| 大会名称 |
|---|
| 2009年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
| 大会コ－ド |
| F |
| 開催年 |
| 2009 |
| 発行日 |
| 2009/8/20 |
| セッション番号 |
| 6D |
| セッション名 |
| 推薦システム |
| 講演日 |
| 2009/09/04 |
| 講演場所(会議室等) |
| D会場（9号館1F 914教室） |
| 講演番号 |
| D-028 |
| タイトル |
| 大規模フライトデータを対象とした管制指示推薦システムに対する特徴ベクトル集合間類似度計算方式の開発 |
| 著者名 |
| 祐成 光樹, 宮崎 陽司, 中村 暢達, |
| キーワード |
| 推薦システム, 特徴ベクトル, 航空管制, データベース |
| 抄録 |
|
我々は,管制官の航空管制を支援するための「管制指示推薦システム」を開発している.航空管制とは,航空機から受信する管制要求に対して,管制官が周辺の航空機との安全な間隔を維持できるように管制指示を発出する作業を指す.近年,航空需要の増大および地方空港の整備進展により就航数が増加し,管制官1人当りが管制する航空機数が増大している.このため,航空機からの管制要求が高頻度となり,管制官の業務負荷が高まっている.その結果,管制官が適確な管制指示を発出できず,航空管制上の安全性低下が問題視されている. 管制指示推薦システムは,「現在の空域フライトデータ(空域の全航空機の位置・進行方向 等)」に類似する「航空管制事例：(1)過去の空域フライトデータ,(2)過去の管制内容」をデータベースから検索し,管制官に管制指示を推薦する.我々は,管制官の管制指示生成過程をモデル化した管制指示生成プロセスに基づき,空域フライトデータ間の類似性を「航空機の位置・進行方向データで構成する特徴ベクトル集合間の類似度」として計算する「特徴ベクトル集合間類似度計算方式」を開発した.航空交通管制の実データから作成した航空管制事例434件で構成する管制指示推薦システムを用いて,提案方式による推薦正解率を評価した結果,全体正解率85%(否認事例正解率93%,承認事例正解率83%)を達成した. |
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