大会名称
2009年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2009
発行日
2009/8/20
セッション番号
1B
セッション名
要求分析・デジタルドキュメント
講演日
2009/09/02
講演場所(会議室等)
B会場(9号館1F 912教室)
講演番号
B-005
タイトル
類似性を考慮した数式検索手法の提案
著者名
横井 啓介相澤 彰子
キーワード
類似数式検索, MathML, Subpath Set
抄録
 今日の検索システムにおいて、その多くは自然言語で書かれた文書を検索対象にしているものであり、数式表現を扱うことはその意味や式の表現の複雑さゆえ実現に至っていない。しかし数式に対しての検索技術が確立すれば、科学の方面に留まらず、教育、ビジネスなど様々な場面で豊富な数式資源を扱えるようになる。
 本論文では、XMLアプリケーションの一つであるMathML(Mathematical Markup Language)による木構造表現を用いて、数式の意味を考慮した検索を実現する手法について述べる。また従来の提案手法の多くがクエリに正確にマッチする数式を抽出するのに対し、クエリと検索対象数式間の類似関係を定義し、類似した数式をランキング付けして出力する手法を提案し、数式の意味構造やユーザーの要求に対して柔軟なシステムの可能性を示す。
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