大会名称
2009年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2009
発行日
2009/8/20
セッション番号
6A
セッション名
グラフ・ネットワーク
講演日
2009/09/04
講演場所(会議室等)
A会場(9号館1F 911教室)
講演番号
A-026
タイトル
グラフ分割を用いた格子描画法
著者名
引野 高嗣周 暁西関 隆夫
キーワード
格子描画, 平面的グラフ, グラフ分割, 直並列グラフ
抄録
平面グラフ<l>G</l>の格子描画では,<l>G</l>の各点を2次元整数格子上に配置し,各辺が直線分として描かれ,どの2辺も共通の端点以外では交差しない.
格子描画の面積とは,描画全体を囲む最小の軸平行な長方形の面積である.
格子描画の幅<l>W</l>と高さ<l>H</l>は,各々その長方形の幅と高さである.
平面グラフ<l>G</l>の格子描画を求める線形時間アルゴリズムとして,Realizer法,シフト法が知られている.
前者の描画では幅<l>W</l>と高さ<l>H</l>が<l>n</l>-2であり,後者では<l>W</l>=<l>n</l>-1,<l>H</l>=<l>n</l>-2である.
ここで,<l>n</l>は<l>G</l>の点数である.
本論文では,直並列グラフは<l>W</l>=2<l>n</l>/3+1,<l>H</l>=2<l>n</l>/3-1なるように格子描画できることを示すとともに,そのような描画を求める線形時間アルゴリズムを与える.
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