大会名称
2009年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2009
発行日
2009/8/20
セッション番号
3A
セッション名
アルゴリズム・コンピュテーション一般
講演日
2009/09/02
講演場所(会議室等)
A会場(9号館1F 911教室)
講演番号
A-011
タイトル
組合せ子の強収束性
著者名
岩見 宗弘
キーワード
項書換えシステム, 組合せ子, 組合せ子論理
抄録
組合せ子論理は, Curryらにより考案された計算体系であり,
帰納的関数の研究において重要な役割を果してきた. また,
論理や計算の基礎として重要である.
さらに, 組合せ子論理は関数型プログラミング言語
の効率的な実装に応用されている.

本稿では, 組合せ子の強収束性について述べる.
最初に組合せ子 ¥Delta ¥in ¥{L, J, B, C, D, E, F,
G, Q, Q_{1}, Q_{3}, R, T, V, C^{¥ast},
C^{¥ast ¥ast}¥}に対して, 組合せ子 ¥Delta
が持つ1つの書換え規則だけから成る項書換え
システム R(Delta)は無限¥Delta-項上で強収
束ではないことを示す.

次にTuringの不動点組合せ子 Uに対して, 組合せ子 U
が持つ1つの書換え規則だけから成る項書換えシステム
R(U)が無限 U-項上で強収束性を持つことをZantemaと
同様の手法により示す.
さらに組合せ子 Uの持つ書換え規則の右辺を一般化し
た組合せ子$U^{n}$を提案し, 組合せ子 $U^{n}$が持
つ1つの書換え規則だけから成る項書換えシステム
R(BU^{n})が無限 U^{n}-項上で強収束性を持つこと
を示す.
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