大会名称 |
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2009年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2009 |
発行日 |
2009/8/20 |
セッション番号 |
2A |
セッション名 |
数理モデル化と問題解決(2) |
講演日 |
2009/09/02 |
講演場所(会議室等) |
A会場(9号館1F 911教室) |
講演番号 |
A-010 |
タイトル |
資源収支モデルと熱帯雨林の一斉開花 |
著者名 |
市ノ瀬 愼一, |
キーワード |
抄録 |
近年、カオス結合系の同調現象の問題は、ニューラルネットワークの同期現象の解明を中心に、広範囲に研究されている。ここでは、カオス結合系の具体例として、生態系における植物集団の繁殖現象を取り扱うために導入された資源収支モデルを取り上げる。このシステムは、各繁殖の要素(森林を構成する樹木)がカオス振動子として振る舞い、これらの要素がネットワークを組んだひとつカオス結合系を構成している。具体的な事例として、非季節性の熱帯雨林においては5年から10年に一度、一斉開花と呼ばれている同調開花現象が広く知られている。本発表では、従来の資源収支モデルにサーモスタット機構を散り入れた新しいモデルを提案し、どのような場合に一斉開花としての同調現象が出現するかについて、詳細に解析する。 |
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