大会名称 |
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2007年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2007 |
発行日 |
2007/8/22 |
セッション番号 |
19 |
セッション名 |
近未来技術と情報科学-クリエイティブな「ものづくり」を支えるスキルとテクノロジー- |
講演日 |
2007/9/7 |
講演場所(会議室等) |
第4イベント会場 |
講演番号 |
19-6 |
タイトル |
現代ものづくりに活きる『機巧(からくり)』について |
著者名 |
末松 良一, |
キーワード |
抄録 |
江戸時代に庶民に浸透した「からくり人形」が,ロボットを敵視するのではなく,ロボットに親しみを抱く日本人独特のロボット観を育んだ.このロボット観が産業用ロボットに対しても「私が主人だ」という作業者の思いを誘い,機械による自動化における人間の役割についても大きな影響を与えている.本講演では,まず,江戸からくりの発展経緯をお話するとともに,代表的な座敷からくりである「茶運び人形」を実演を交えて紹介する.次に,現在「山車からくり祭」として全国各地に受継がれているからくり人形の演技と日本の先端技術との関わり,機巧(からくり)によるものづくり現場の「カイゼン」の具体例を示し,江戸からくりがものづくりの創意工夫の原動力ともなっていることをお話したい.最後に,ロボット化,IT化が進む中,ホームロボットの進むべき道,情報革新時代における人とコンピュータ技術とのあり方などを考える皆様と一緒に考えたい. |