大会名称 |
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2007年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2007 |
発行日 |
2007/8/22 |
セッション番号 |
11 |
セッション名 |
大学の理系学部等における障害のある学生の支援 |
講演日 |
2007/9/7 |
講演場所(会議室等) |
第2イベント会場 |
講演番号 |
11-5 |
タイトル |
肢体不自由のある学生の受け入れについて |
著者名 |
鎌田 一雄, |
キーワード |
抄録 |
肢体不自由のある学生2名を学部卒業研究(O. M君)と,大学院博士前期課程(N. M君)で指導した経験から,肢体不自由のある学生の大学での受け入れの課題などについて述べる.受け入れた学生2名は,ともに進行性筋ジストロフィーの傷病を持っており,車いすを利用していた.また,自立的移動は不可能であらゆる場面で支援者を必要としていた.2人には身体機能上の違いがあったが,研究室内ではさほど大きな差異はなかったと考えている.また,研究室で過ごした他の学生も,対応を特別なものとは考えていなかったと思っている.ここでは,当事者間の個人的な関係,周囲の小さな組織との関係,および大学という大きな組織との関係に分類して課題を整理し,説明する.これらの課題には,単純な物理的な環境課題だけではなく,一緒に生活するという行為に対する人的な関係におけるバリアなども含まれる. |