大会名称 |
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2004年 情報科学技術フォーラム(FIT) |
大会コ-ド |
F |
開催年 |
2004 |
発行日 |
2004/8/20 |
セッション番号 |
17 |
セッション名 |
分子イメージング |
講演日 |
2004/9/8 |
講演場所(会議室等) |
第3サブメイン会場 |
講演番号 |
Q-4 |
タイトル |
MRI拡散強調画像による全身スキャン(DWIBS) |
著者名 |
今井 裕, |
キーワード |
抄録 |
拡散強調画像は,これまで主に脳神経領域において超急性期脳梗塞の診断に応用されてきた.MRIが捉えている拡散現象は,組織内における水分子の不規則な運動であるブラウン運動を可視化したものと言える.しかし組織内の灌流の影響を少なくするためには,撮影時に印加する一対の傾斜磁場(motion probing gradient : MPG)の強さを示すb 値を大きくする必要がある.そこで躯幹部においても高いb値を用い,自由呼吸下で,ある程度の撮像時間をかけて撮像することにより組織内の微視的な拡散現象の違いを表示することが可能となり,この撮像方法をDWIBS (Diffusion weighted whole body imaging with background body signal suppression) と呼んでいる.この撮像ではスキャンした範囲の躯幹部に存在する腫瘍,リンパ節および他臓器転移巣,そのほか炎症などの腫瘍以外の疾患も検出が可能性となる. |