大会名称
2004年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2004
発行日
2004/8/20
セッション番号
17
セッション名
分子イメージング
講演日
2004/9/8
講演場所(会議室等)
第3サブメイン会場
講演番号
Q-2
タイトル
人生細胞内複数タンパク分子の多波長多光子励起分光イメージング
著者名
伊東 一良
キーワード
抄録
生きた細胞内で複数の蛋白質を長時間観察できる機器が開発されれば,医学や創薬の研究に大いに貢献できる.本講演では,応用生物学の専門家と共同で進めている,2光子多波長同時励起とその多波長蛍光観察が可能なレーザー走査顕微鏡システムについて紹介する.最終的には,生体分子1個または数個の集団を測定対象とし,可視域を8分光スペクトルバンド程度に分割した3次元空間情報を1細胞周期(25時間程度)にわたって,数100ナノメートル立方の空間分解能で,100回以上計測が可能であり且つ,ひとつのサンプル点に於いては,サブミリ秒の時間分解能を有する可視化技術と,生細胞内部のタンパク質分子や細胞小器官のフェムト秒レーザーパルスによる制御技術の開発を目指している.システム開発の現状と,固定細胞,生細胞の可視化,細胞内小器官(ミトコンドリアなど)のフェムト秒レーザーパルスによる破壊や移動の実験結果について報告する.