大会名称
2004年 情報科学技術フォーラム(FIT)
大会コ-ド
F
開催年
2004
発行日
2004/8/20
セッション番号
13
セッション名
誰にでも参加できる学会を目指した情報保障のあり方について
講演日
2004/9/8
講演場所(会議室等)
第2サブメイン会場
講演番号
M-2
タイトル
遠隔地情報支援システムの現状と課題
著者名
内藤 一郎
キーワード
抄録
高速ネットワーク網の整備や様々な技術(画像圧縮技術,音声認識技術など)の進歩に伴って,テレビ電話による手話通訳や遠隔地からの要約筆記,音声認識による字幕提示などが可能になってきており,実際に一部サービスも開始され始めている.これら遠隔地からの情報支援システムが整備された社会においては,聴覚障害者が“いつでも,どこでも,どんなときにでも”コミュニケーションのサポートを受けられるようになることが期待される.しかし,現状においては,まだまだ多くの課題が残されているのも事実である. 筑波技術短期大学では,これらの技術を用いた遠隔地からの情報支援システムの開発を進めており,実際に,大学などの講義場面での試行的な運用・実験を実施している.本講演では,システムの概要と現在の開発の状況(試行的な支援実験の結果を含む)などを述べるともに,こうしたシステムが抱える課題や今後の取組みの計画などについても報告する.