大会名称
2016年 ソサイエティ大会
大会コ-ド
2016S
開催年
2016
発行日
2016-09-06
セッション番号
B-7
セッション名
情報ネットワーク
講演日
2016/9/20
講演場所(会議室等)
工学部 N棟 N207
講演番号
B-7-2
タイトル
分散処理対応アプリケーションのための分離データ選択方式
著者名
○山田真一星野幸司内條正志
キーワード
分散, アプリケーション開発, データ分離
抄録
サーバ仮想化技術の発展により,仮想化基盤を提供するサービスが登場し,仮想化基盤上で動作するアプリケーション(APL) の負荷の状況に応じてインスタンス数を変動させるオートスケーリング機能が一般的になりつつある.そうしたスケール変動に対応可能な分散処理機能をAPL に組み込む場合,各インスタンスで独立に処理が可能となるように,APL の制御ロジックに含まれるデータを分離して共用化することが必要となる.しかしながら,分離するデータの特性によっては,APLの要件を満たせなくなる可能性がある.例えば,リアルタイム性が求められるAPL において,制御ロジックからのアクセス頻度の多いデータを分離した場合,データ取得のための外部アクセスが増加し,リアルタイム性の確保が困難となる.このように,分散処理機能をAPLに組み込む場合はAPL の要件を考慮したデータ分離が必要となる.本稿では,分散処理機能をAPLに組み込む際に,APLの要件を満たすデータ分離を決定する手法を提案する.
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