大会名称
1997年 総合大会
大会コ-ド
1997G
開催年
1997
発行日
1997-03-06
講演日
講演場所(会議室等)
講演番号
A-10-13
タイトル
音楽的論理系としての, 二つの音楽的ファジーシステム
著者名
横田 誠加藤 佳仁横山 未希子
キーワード
抄録
人間の意識機能に関して, ウィ卜ゲンシュタインの意味の「絵的論理系」というのがある。絵的論理系があるならば, 「音楽的論理系」も考えられるべきである。それは, 人間の意識世界が, 絵的系と音楽系のような時系列系が, 相補的に関わったものだからである。又, 特に我々は, 呈味系としての音楽系を, そのシステムの特性パタン線路 (楽器のような実線路系に対する) としているので, その楽曲パタンは, 特殊な絵画パタン系, または絵画パタン系の部分系とも考えられる。それは, 通常の, 代数的論理系や, 文章系のような, いわゆるエギザクトシーケンシャル系ということでは, これ等に近い。しかし, 楽曲パタン系は, 論理回路系としてのシーケンシャル系や, 和歌・俳句・物語系のような, 絵的シーケンシャル系とは, 違う, いわゆるシーケンシャル系の原型系とも考えられる。我々は又, 全ての楽曲パタン系を数理線路伝送の立場から, 正規化楽曲パタン系として考えている。ここで, ピタゴラスから, 指数関数系, ガリレオ・デカルトの系, そしてカントの感性系, ヒルベル卜の幾何学公理系の展開を経由しての, ウィトゲンシュタインの絵的論理系に対応する意味で, 音楽的論理系について考えようとしている。今回は, 音楽幾何学, 音楽的論理の体系化への基礎関連系として, 音楽的ファジー系を考える。これは, 許された音階間の中間領域についての問題である。数理伝送的には, ファジー系は, ブーリアンとカオスを両極端として包含している。(音楽的ブーリアンは, 今は考えにくいし, 音楽的カオスについても, ポアソン白色過程とか, 1/f揺らぎ等の確率過程系や, 音楽的フラクタルとの関連で考えることになる)
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