大会名称 |
---|
1996年 総合大会 |
大会コ-ド |
1996G |
開催年 |
1996 |
発行日 |
1996-03-11 |
講演日 |
講演場所(会議室等) |
講演番号 |
4 |
タイトル |
第2世代CDMAへのアプローチ |
著者名 |
丸林 元, |
キーワード |
抄録 |
移動通信はアナログ時代を脱してディジタル時代となり、パーソナル化を目指したセルラシステムやコードレスホンの開発が世界的に凌ぎを削って行われている.更にこれらを第1世代、第2世代として、第3世代の移動通信を目指した動きが欧米において活発である.第3世代の移動通信はいまや模索の段階でなく、21世紀初頭の導入を目指した標準化の作業がITUやEC開発プロジェクトで進められている.これらの標準化の動きにおいて無線アクセス方式がやはり大きな関心事である.既に米国では第2世代のセルラ移動通信として、IS-95で狭帯域CDMA方式N-CDMAを、IS-665で広帯域CDMA方式を標準化したが、最近では欧州においてもCODITなどCDMA方式が大きく取り上げられる趨勢にある.これらの標準化の動きとは別に、最近では移動通信・パーソナル通信関係の国際学会でもCDMAセッション抜きの構成は考えられないほど、世界的にCDMAの研究は盛り上がってきている.わが国に於いてはこれまで電子情報通信学会のスペクトル拡散研究会が中心になって基礎研究を推進してきたが、世界の情勢を見るとき基礎研究とともに公衆通信としての強力な取り組みが望まれる.そして公衆通信としての研究開発に今から取り組むのであれば第1世代CDMAの改良を追うのでなく、飛躍的な性能改善を目指して第2世代CDMAのコンセプトの提起と実現に向けて取り組むべきであると考える. |
本文pdf |
PDF download
|