講演抄録/キーワード |
講演名 |
2022-08-26 14:45
表情認知課題と視点取り課題を用いた自閉傾向の予測 ○岩内厚大・田中宏季・中村 哲(奈良先端大) HCS2022-38 |
抄録 |
(和) |
自閉スペクトラム症は,精神科医が診断基準に基づき,診断を行なっている.臨床診断の精度を向上させるために,自閉特有の行動指標は必要とされている.我々はこれまで,表情認知時の眼球運動を用いて自閉スペクトラム症の鑑別を試みる研究を行ってきた.自閉傾向の高い方は心の理論の程度が低いことが知られており,またこれによって社会的視点取得を苦手としている.本研究では,そこに焦点を当てた課題として,空間的視点取得課題の眼球運動を用い,表情認知時の眼球運動と合わせることで,さらに高精度で自閉傾向を予測できることを提案する.22-35 歳の 27 名のデータを収集し,自閉傾向の指標である対人応答性尺度 (SRS-2) を予測した.結果として,二つの課題から得た眼球運動を用いることで RMSE が 24.40 で予測を行うことができ,表情認知時のみの眼球 運動を用いるときに比べ,RMSE で 0.92 上回る性能で予測可能であることを確認し,予測値と真値との無相間検定 において p<0.05 で有意であることを確認した. |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
自閉スペクトラム / 眼球運動 / 機械学習 / / / / / |
(英) |
Autism / Eye-movements / Machine Learning / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 122, no. 166, HCS2022-38, pp. 14-17, 2022年8月. |
資料番号 |
HCS2022-38 |
発行日 |
2022-08-19 (HCS) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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