講演抄録/キーワード |
講演名 |
2021-09-10 15:45
次世代ALICE TPCにおけるクラスタ検出アルゴリズムのFPGA実装と入出力の検討 ○長澤和也(琉球大)・松山裕輝・大山 健(長崎総合科学大)・郡司 卓(東大)・長名保範(琉球大) RECONF2021-23 |
抄録 |
(和) |
欧州原子核研究機構 (CERN) の大型ハドロン衝突型加速器 (LHC) リング上にはいくつかの実験施設が設けられており、本研究グループではこのうちALICE実験のTPC検出器から取得するデータのオンライン処理の実現に取り組んでいる。TPC検出器は原子核の衝突によって生じた荷電粒子の飛跡や運動量、粒子識別などを行うための検出器で、約576,000の10-bit AD変換器が設けられており、データレートの合計は約28.8 Tbpsに及ぶ。この膨大な測定データをストレージに格納することは不可能なので、現在はこれを多数のGPUによってオンライン処理しているが、本研究グループはこれをFPGAによってより小型のシステムに置き換える手法について検討を行っている。本研究報告では測定データを圧縮してクラスタ検出のFPGAに転送する方式と、その実装結果について述べる。提案方式ではデータレートを1/20程度まで削減することが可能で、転送には100GbEを用いる。Ethernetを用いることで、将来的なシステムの発展や、他の検出器への応用も可能である。 |
(英) |
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キーワード |
(和) |
ALICE TPC / オンラインデータ処理 / ステンシル計算 / 高位合成 / / / / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 121, no. 175, RECONF2021-23, pp. 36-41, 2021年9月. |
資料番号 |
RECONF2021-23 |
発行日 |
2021-09-03 (RECONF) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
査読に ついて |
本技術報告は査読を経ていない技術報告であり,推敲を加えられていずれかの場に発表されることがあります. |
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RECONF2021-23 |