講演抄録/キーワード |
講演名 |
2021-03-05 15:10
相互干渉する複数のIEEE 802.11ax無線LAN環境における送信フレームバッファリング量と複数フレーム同時伝送の可能性を考慮したOFDMA伝送法 ○高橋良一・谷川陽祐・戸出英樹(阪府大) NS2020-166 |
抄録 |
(和) |
近年,無線LANの普及に伴い,多数の無線LANが相互に電波干渉を引き起こすほど近接して配置される環境が増加している.また,無線LANに接続される端末局の数も増加している.このような環境で無線チャネルを効率的に利用するため,IEEE 802.11axではOFDMA 伝送が利用可能になったが,OFDMA伝送の具体的な利用法は規定されていない.一方,電波干渉の関係上同時に伝送可能な複数フレームを適切に検出し,同時伝送を促進することで,チャネルの利用効率を改善させる研究も行われているが,電波干渉の大きさや頻度の違いにより各局の間で同時伝送を行える頻度に差が生じるという問題がある.本稿では, 上記の同時伝送が行える機会が少ない,フレームの発生レートが大きい等の理由で十分なフレーム送信機会が得られない局に優先的にOFDMA伝送を用いてフレーム送信機会を割り当てることで,全ての局において必要十分なフレーム送信機会を確保すると共に,ネットワーク全体の通信効率を改善する方式を提案する.また,その性能を計算機シミュレーションにより評価する. |
(英) |
Recently, many wireless LANs (WLANs) are deployed while interfering with each other in various places. To improve the frame transmission efficiency in such environments, IEEE 802.11ax introduces Orthogonal Frequency Division Multiple Access (OFDMA) transmission. In this paper, we study the OFDMA transmission in interfering IEEE 802.11 ax WLANs' environments. |
キーワード |
(和) |
IEEE 802.11ax / 無線LAN / OFDMA / / / / / |
(英) |
/ / / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 120, no. 413, NS2020-166, pp. 256-261, 2021年3月. |
資料番号 |
NS2020-166 |
発行日 |
2021-02-25 (NS) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
PDFダウンロード |
NS2020-166 |