講演抄録/キーワード |
講演名 |
2021-01-24 14:10
人間のやり抜く力を高める"健気なエージェント"の提案 ○佐々木俊文・高橋英之・鹿子木康弘(阪大) HCS2020-61 |
抄録 |
(和) |
本研究では,“場”としてのエージェントデザイン(直接エージェントは人間と相互作用せず,そこにエージェントがいるだけで効果が受動的に生じるエージェント設計)の一つの実践例として,“健気なエージェント”というものを提案する.ここで,“健気”とは幼い,未熟な存在が,勤勉にある課題に取り組んでいる様子を指す.我々は,このような"健気なエージェント“が人間の近傍に存在するだけで,エージェントから潜在的に人間が影響を受け,勤勉性を高める方向に行動変容が生じるのではないか,と考えている.本稿では,我々が提案する“健気なエージェント”のコンセプトを紹介した上で,エージェント設計に向けた予備的検討として行ったウェブ調査の結果について報告する.ウェブ調査においては,“腹筋するエージェント”に対する印象を,エージェントの外見と腹筋の成功率を操作して検討した.その結果,エージェントの外見がかわいい犬である場合,外見が人間の場合と比較して,エージェントが“頑張っている”,“自分も頑張ろう”とユーザーが回答する傾向があることが分かった.これは我々が提案する“健気なエージェント”の妥当性を支持する結果である. |
(英) |
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キーワード |
(和) |
“場”としてのエージェント / 健気なエージェント / やり抜く力 / / / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 120, no. 336, HCS2020-61, pp. 51-55, 2021年1月. |
資料番号 |
HCS2020-61 |
発行日 |
2021-01-16 (HCS) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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