講演抄録/キーワード |
講演名 |
2020-11-27 10:15
水中音響通信のための加速度計を用いた高次ドップラー補償技術の検討 ○大岩美春・椿 俊光・福本浩之・藤野洋輔・中野真理菜・伊藤勇弥(NTT) AP2020-91 RCS2020-133 |
抄録 |
(和) |
海中音響通信は、音波の伝搬速度が電波に比べて20万倍低速なことから端末の移動速度の変化に対するドップラーシフトの変化が陸上移動通信に比べて20万倍大きい。このため、データフレーム内のドップラーシフトの変化、すなわち高次のドップラーシフトによるキャリア周波数とシンボルタイミングの揺らぎを適応的に補償する必要がある。本稿では、高次のドップラーシフトを補償する技術として、加速度計を利用する高次ドップラー補償技術を提案する。具体的には、加速度計で取得した速度の瞬時値と受信信号の到来方向から送受信機の相対速度を逐次的に推定し、サンプルごとにドップラーシフトの推定と補償を繰り返し適用することで高次のドップラーシフトを補償する。提案手法はドップラー推定に力学的なセンサ情報を用いるため、マルチパス波の影響を強く受ける水中環境においても高次ドップラーシフトの推定と補償が可能である。駿河湾上にてオフライン伝送実験を実施し、本手法の実現性を示す。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
水中音響通信 / ドップラー補償 / 加速度計 / / / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 120, no. 249, RCS2020-133, pp. 128-132, 2020年11月. |
資料番号 |
RCS2020-133 |
発行日 |
2020-11-18 (AP, RCS) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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