講演抄録/キーワード |
講演名 |
2020-05-29 13:30
[招待講演]アダプティブコンピューティングの研究を推進するための試み ○吉瀬謙二(東工大) RECONF2020-15 |
抄録 |
(和) |
高度な人工知能やIoTを実現するコンピューティングシステム環境において、かつてない高いコンピューティング能力が必要とされている。これを達成するためにFPGAを代表とするアダプティブデバイスが注目されており、それらを用いて大幅に性能を向上させるアクセラレータの研究開発が活発化している。一方、産業界では、自動運転やエッジAI、5Gに代表される先端アプリケーションでFPGAの活用を検討する場面が増えてきている。
ただし、FPGAの開発は広く浸透しておらず、また効率的な開発環境と検証環境も広く知られていない。FPGAを用いて主要なアプリケーションを高速化し、その活用事例を
広く共有することで、多くの業界の課題を解決できると考える。
このような背景において、アダプティブコンピューティングの研究を推進していくために、
アダプティブコンピューティング研究推進体 (Adaptive Computing Research Initiative, ACRi) を2020年4月に設立した。ACRiでは高性能なアダプティブコンピューティング・システムの開発およびその設計を効率化するためのアダプティブデバイスの活用基盤の開発と普及を目指して、次の研究テーマに取り組んでいく。
(1) AI等の処理を高速化するFPGAアクセラレータの開発、
(2) IoTのためのFPGAアクセラレータおよびFPGAシステムの開発、
(3) 設計を効率化するためのFPGA活用基盤の開発。
また、実社会における研究成果の活用を促進するために、開発したシステムを含むFPGA関連技術の普及のための情報提供や技術者がお互いに学びあえる仕組みづくりにも取り組んでいく。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
アダプティブコンピューティング / FPGA / 研究推進体 / ACRi / / / / |
(英) |
/ / / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 120, no. 36, RECONF2020-15, pp. 83-83, 2020年5月. |
資料番号 |
RECONF2020-15 |
発行日 |
2020-05-21 (RECONF) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
査読に ついて |
本技術報告は査読を経ていない技術報告であり,推敲を加えられていずれかの場に発表されることがあります. |
PDFダウンロード |
RECONF2020-15 |