講演抄録/キーワード |
講演名 |
2020-03-05 10:40
サイレージ調製作業の省力化のための自動運転トラクタ用通信制御システムの開発 ○堤 大祐・中西洋介・林 峻輔・今岡広一(北海道立総研機構) NS2019-193 |
抄録 |
(和) |
北海道の酪農は大規模化が進んでおり,大型の農作業機や重機を用いてサイレージの調製作業の効率化を図っている.しかしながら,近年,オペレータ不足が課題となっており,自動運転トラクタなどを活用した作業の省力化が求められている.畑作や水稲の分野で自動運転機能を持ったロボットトラクタが実用化されているが,中型機種であるため,馬力が足りず大規模化に対応できる大型トラクタの自動運転が望まれている.トラクタの自動運転機能を実現するためには,トラクタの制御とともに,現在位置や姿勢のセンサ情報処理やトラクタ周囲の状況を監視するセンサ情報処理をリアルタイムに行うことが必要である.しかしながら,これらの処理を単一のECUで行うことは,ソフトウェアの構成が複雑化するとともに,高性能なECUが必要になるといった課題があった.本研究は,トラクタの自動運転を実現するため,センサ情報処理を複数のECUに分散させ,個々のECUを通信ネットワークで接続しトラクタを制御する通信制御システムを開発した. |
(英) |
In Hokkaido, dairy farming is increasing in scale. Farmers improve efficiency using with large agricultural machinery. Recently, a shortage of operators is a problem. Accordingly, farmers require to reduce silage making time using with unmanned tractors. In this study, we developed a communication control system that controls the tractor by connecting sensor devices with a communication network to enable unmanned operation of a tractor. |
キーワード |
(和) |
Controller Area Network / 自動運転 / 農作業機 / / / / / |
(英) |
Controller Area Network / Unmanned Operation / Agricultural Machinery / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 119, no. 460, NS2019-193, pp. 95-99, 2020年3月. |
資料番号 |
NS2019-193 |
発行日 |
2020-02-27 (NS) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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