講演抄録/キーワード |
講演名 |
2020-01-24 14:00
有機薄膜太陽電池を母材とした可視光応答光触媒 ○長井圭治(東工大)・桑原貴之(金沢大)・モハド ファイルス アーマド(マレーシア大ペルリス校)・中野正浩・辛川 誠・當摩哲也・高橋光信(金沢大)・阿部敏之(弘前大) OME2019-60 エレソ技報アーカイブへのリンク:OME2019-60 |
抄録 |
(和) |
有機薄膜太陽電池は 軽量,フレキシブル,大量生産性,元素戦略などの利点から実用化が期待されており,また太陽光からのエネルギー変換効率も着実に向上している.太陽電池の性能が高まるにつれて,直接的に化学エネルギーに変換する光触媒に対する期待が高まりつつある.有機薄膜太陽電池の活性層は電極と接触しなくても光照射により,酸化還元力を発現する.汚れの分解,消臭・脱臭,抗菌・殺菌,有害物質の除去などのいわゆる環境浄化型光触媒の形では、高効率に働くことが実証されて,実用応用の検討が進んでいる.電気化学的なバイアス存在下では水の水素と酸素への分解も実証されている.その一方で光触媒として用いる際の最適化構造が異なってくる点も明らかとなってきた.例えば,表面電位をケルビンプローブフォース顕微鏡を用いて検証することにより,電極と平行方向に電位を局在化できることが見いだされた.こうした知見を用いて,新しい有機半導体可視光触媒のデザインを提案する. |
(英) |
Photocatalytic and photoelectrochemical redox was observed in active layers of photovoltaic cell such as PCBM:P3HT/ZnO, perylene derivative etc. By adding phthalocyanine coating, the photoredox was enhanced. A co-photocatalysis property of phthalocyanine was observed in the photoelectrochemistry and scanning Kelvin probe microscopy. |
キーワード |
(和) |
有機薄膜太陽電池 / 光触媒 / 光電気化学 / 走査型ケルビンフォース顕微鏡 / / / / |
(英) |
OPV (Organic Photovoltaic Cell) / Photocatalysis / Photoelectrochemistry / Scanning Kelvin Force Microscopy / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 119, no. 389, OME2019-60, pp. 5-8, 2020年1月. |
資料番号 |
OME2019-60 |
発行日 |
2020-01-17 (OME) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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