電子情報通信学会 研究会発表申込システム
講演論文 詳細
技報閲覧サービス
技報オンライン
‥‥ (ESS/通ソ/エレソ/ISS)
技報アーカイブ
‥‥ (エレソ/通ソ)
 トップに戻る 前のページに戻る   [Japanese] / [English] 

講演抄録/キーワード
講演名 2019-07-14 11:30
シロガネーゼ対おおたかジェンヌ ~ カタカナ形態素おそるべし ~
原田康也早大
技報オンラインサービス実施中
抄録 (和) 外来語の活用は本来的には言語の語彙を豊かにし、その表現力を高める可能性があるが、近年の日本語におけるカタカナ語の使用は乱用から氾濫の域に達している感がある。飲食店のメニュー・グルメ・ファッション・美容関係の雑誌等を見ると、カタカナで表記されるのは単語だけでなく「リンスインシャンプー」・「チーズインハンバーグ」など、複合語的な要素にも及んでいるが、要素となる単語・形態素から統語的・語形成的な関係により構成される意味が、原語として想定される英語などとは異なっている。また、日本語の本来の表記と異なる「ホテルdeパソコン」などの「新規」ないし「珍奇」な表現も増えている。カタカナ表記は、単語よりさらに小さな形態素レベルで、「クレカ」・「トレカ」の「-カ」など、 ある程度まで規則的・生産的に使用されるものもある。
本稿では、このようなカタカナ表現・カタカナ表記が氾濫している現状に対して、次の3点から警鐘を鳴らしたい。一つには、母語話者同士のコミュニケーションにおいて齟齬が生じている点である。「イミフ」のカタカナ語が氾濫する現状について、多くの日本人が違和感を表明し、世代間・業種間・個人間でのコミュニケーションの阻害要因となっている。カタカナ語をむやみに多用する人間は信用できないと感じる人が一定数存在する一方で、若者の多用する語彙(その中にカタカナ語も含まれる)を大人の世代は知らないという世代間の相違もある。次に、カタカナ語とそのもととなる外国語・日本語の単語が混同されることによる日本語・外国語の学習に対する悪影響である。(ただし、ここでは英語運用上の問題としてのいわゆる「カタカナ英語」については言及しない)最後に、こうしたカタカナ語・カタカナ表記の氾濫により、日本語を学ぼうとする年少の母語話者・外国人定住者・外国人訪問者にとって、日本語の学習・習得が従来以上に困難になっている側面があることも指摘する。 
(英) The Japanese language employs at least three kinds of scripts or character sets in writing, Chinese characters, hiragana and katakana, although some also employ Roman, Cyrillic and other alphabets, emojis or emoticons of various kinds and all sorts of other items in their text exchange. Katakana characters in modern Japanese have been used primarily to represent sounds such as onomatopoeia, loan words from European and other languages, scientific names of plants and animals and so on but in recent years, use of katakana characters have become so wide-spread and rampant in mass media, internet communication and everyday conversations and interactions, most notably in the fields of ICT, finance, medicine, fashion and gastronomy, that it started to mislead, disrupt and confuse communication among native speakers of Japanese, sometimes literally with fatal results. This also affects English language learning by Japanese students. First, English words most familiar to Japanese can also be found among loan words. As students first get acquainted with them as katakana loan words, they acquire their pronunciation as katakana words in Japanese. English words ending in a consonant are often mispronounced with a final superfluous vowel. Second, some loan words derived from English nouns are used in light-verb constructions in Japanese, so that students mistakenly use these English words as verbs and inflect them into past forms. Third, students tend to use expressions such as “merit” and “demerit” contrastively in argumentative presentations and papers, influenced by frequently used katakana words, but the latter is not customary in English writings. We will discuss some of those adverse influences and how to mitigate them.
キーワード (和) カタカナ / 外来語 / 借用語 / オノマトペ / 認知度 / 親密度 / 理解度 / 言語接触  
(英) Katakana / Loan Words / Onomatopoeia / Ideophone / Familiarity / Language Contact / /  
文献情報 信学技報, vol. 119, no. 114, TL2019-1, pp. 1-6, 2019年7月.
資料番号 TL2019-1 
発行日 2019-07-07 (TL) 
ISSN Print edition: ISSN 0913-5685  Online edition: ISSN 2432-6380

研究会情報
研究会 TL  
開催期間 2019-07-14 - 2019-07-14 
開催地(和) 早稲田大学 8号館3階303/304/305会議室 
開催地(英) Waseda University 
テーマ(和) テーマ(1):言語と学習・言語の学習 テーマ(2):意味の創発・場の共創・創発とイノベーション テーマ(3):思考と言語一般 
テーマ(英) TBATheme 1 : Language and Learning, Learning Language, Theme 2: Abduction of meaning, "Ba" in Co-Creation, Abduction and Innovation, Theme 3: Language and Thought 
講演論文情報の詳細
申込み研究会 TL 
会議コード 2019-07-TL 
本文の言語 日本語 
タイトル(和) シロガネーゼ対おおたかジェンヌ 
サブタイトル(和) カタカナ形態素おそるべし 
タイトル(英) Shiroganese versus Otaka-sienne 
サブタイトル(英) Those Awful Katakana Morphemes 
キーワード(1)(和/英) カタカナ / Katakana  
キーワード(2)(和/英) 外来語 / Loan Words  
キーワード(3)(和/英) 借用語 / Onomatopoeia  
キーワード(4)(和/英) オノマトペ / Ideophone  
キーワード(5)(和/英) 認知度 / Familiarity  
キーワード(6)(和/英) 親密度 / Language Contact  
キーワード(7)(和/英) 理解度 /  
キーワード(8)(和/英) 言語接触 /  
第1著者 氏名(和/英/ヨミ) 原田 康也 / Yasunari Harada / ハラダ ヤスナリ
第1著者 所属(和/英) 早稲田大学 (略称: 早大)
Waseda University (略称: Waseda Univ.)
第2著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第2著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第3著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第3著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第4著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第4著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第5著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第5著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第6著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第6著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第7著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第7著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第8著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第8著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第9著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第9著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第10著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第10著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第11著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第11著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第12著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第12著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第13著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第13著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第14著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第14著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第15著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第15著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第16著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第16著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第17著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第17著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第18著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第18著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第19著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第19著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第20著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第20著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
講演者
発表日時 2019-07-14 11:30:00 
発表時間 30 
申込先研究会 TL 
資料番号 IEICE-TL2019-1 
巻番号(vol) IEICE-119 
号番号(no) no.114 
ページ範囲 pp.1-6 
ページ数 IEICE-6 
発行日 IEICE-TL-2019-07-07 


[研究会発表申込システムのトップページに戻る]

[電子情報通信学会ホームページ]


IEICE / 電子情報通信学会