講演抄録/キーワード |
講演名 |
2019-05-20 15:40
3D音響インピーダンス顕微鏡観察のための皮膚ファントム試料の作製 ○仲田しずか・東山まりん・居森厚志(豊橋技科大)・イナ セビヤリワ・ローマン マイフ(ウィンザー大)・穂積直裕・吉田祥子(豊橋技科大) US2019-14 |
抄録 |
(和) |
3D音響インピーダンス顕微鏡は,平面方向と奥行方向の両方に空間分解能を有し,弾性に関係する三次元音響物性プロファイルを取得できる新しい観察装置であり,微細な層構造をもつ皮膚組織や培養細胞の内部構造を非破壊的に観察できる強力なツールとして期待している。しかし振動子から送波した超音波ビームの反射波形の時系列データを手前から奥に向かって逐次音響インピーダンスに変換していく計算を行うため誤差が後方に伝搬し,奥に進むほど推定精度が低下することが懸念される。これを正しく評価する方法がないため,既知の音響物性をもつ材料を配したファントムを作製する研究を行っている。本報告では,皮膚モデルとして三層構造をもつ簡単な試料を作製し,試料系からの反射波形を標準波形で規格化して反射係数に変換したのち,時間方向に逐次計算することにより,音響インピーダンスの大小関係を表示する実験を行った結果を述べる。計算の結果,概ね妥当と思われる音響インピーダンス断層像が得られたが,正確な音響インピーダンス計算のためには,広帯域に拡がるインパルス応答を得て,時間領域における正確なインパルス波形に戻す操作が必要であり,これは今後の課題としたい。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
3D音響インピーダンス顕微鏡 / 皮膚 / ファントム / / / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 119, no. 45, US2019-14, pp. 27-30, 2019年5月. |
資料番号 |
US2019-14 |
発行日 |
2019-05-13 (US) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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US2019-14 |