講演抄録/キーワード |
講演名 |
2019-05-09 13:25
ステンシル計算を対象としたメモリアクセスを最適化するラインバッファ自動挿入手法の検討 ○谷川一哉・石崎大智・窪田昌史・弘中哲夫(広島市大) RECONF2019-3 |
抄録 |
(和) |
高位合成ツールはプログラム内に記述されたループを効率的にパイプライン化するために最先端のスケジューリングアルゴリズムを使用している.しかしながら,ループ間のデータ依存関係により,高位合成により生成された回路の実行時間が低下する場合がある.実行時間を低下させるループ間依存において,特に我々はメモリアクセスによる性能低下に着目する.本研究ではメモリアクセスによる性能低下を改善するために,ラインバッファを自動挿入する手法について検討する.本研究の目標は様々なアプリケーションに対して自動的にメモリアクセスを最適化する手法であるが,本稿ではステンシル計算に対してラインバッファを自動挿入する手法を適用する.提案手法の有効性を確認するために,PolyBench 4.2 に含まれる2 次元ヤコビ法と3 次元熱方程式に対して実行時間を測定したところ,提案手法を適用した回路は適用前の回路と比較してそれぞれ2.24 倍,1.30 倍の性能向上を達成した. |
(英) |
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キーワード |
(和) |
ステンシル計算 / ラインバッファ / 自動最適化 / 自動生成 / / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 119, no. 18, RECONF2019-3, pp. 11-16, 2019年5月. |
資料番号 |
RECONF2019-3 |
発行日 |
2019-05-02 (RECONF) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
査読に ついて |
本技術報告は査読を経ていない技術報告であり,推敲を加えられていずれかの場に発表されることがあります. |
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RECONF2019-3 |